5年もの間、子育てママが留学生をお世話してみて感じた事は??【子育てママがホストファミリーやってみた⑥】 by すぬこ

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【すぬこ家のスペック】

すぬこ→専業主婦

夫→名古屋に単身赴任して3年ののち、戻ってきたサラリーマン。帰りは毎日午前様。

ムスメ→おしゃべり、活発な小学生

ボウズ→おとなしくてのんびりしている幼稚園生

 

【若い留学生達の日本趣味は??】

留学生にはいろんな趣味の子がいて、

ジャニーズファン→原宿のジャニーズショップで数えきれないくらいの写真を購入。

たまごっちファン→うちからラブリっちのキャラの仮装をしてコミケ参戦。

ガンダムファン→部屋で何ヶ月もかけて手縫いでシャア・アズナブルの衣装を作り、コミケ参戦。

MIYAVIファン→コンビニでチケット買うのに、漢字が読めずに適当に押したら新潟公演のチケットを買ってしまい、新宿から高速バスで新潟参戦。

三浦大知ファン→ブラジルの国旗を母国から送ってもらって、それを持ってライブ参戦。

などなどなど。いやー、おばさんは話を聞くだけで楽しませてもらいました。

また、ブラジルから来た学生が2人いたのですが、

なにかの拍子で、2人目の留学生に、1人目の留学生の話をしたら、

「私、その子と何年か前のジャパンフェスティバルで会っているはずだ。共通の友達もいるし。」なんていうこともありました。世界は狭い。

そういう若者の姿を、うちの小さい人たちはどのような目で見ていたのか分からないけど、好きなもののためには手間や時間を惜しまない留学生たちの熱意は感じ取ってもらえたのではないかと思います。

【ホストファミリーの門限管理】

本来、日本語学校で決められた門限は10時だったのですが、だいぶ遅くなることもあって、それはそれで私も黙認していました。

ただ、無断外泊などにエスカレートすると、私もさすがに怒ります。

「家族のもとに元気で帰さないといけないんだから、ちゃんと帰ってきなさい!」と。

日本語ではあまり意味が通じないような子には、私が英語で怒り出すので、子供たちはちょっとびっくりしていた感じでしたが。子供たちにも悪影響になりかねないので、そこはきっちり言わせてもらいました。

そして、漢字の勉強もムスメより留学生のほうが先に進んでいるので、ムスメの宿題を見てもらったり、ボウズにいたっては、ひらがな、カタカナの読みから、留学生に教えてもらったり。いやはやありがたいありがたい。

【留学生に日本の流行スポットを案内してもらう!?】

若い子たちは、いわゆる日本らしい場所にはさほど興味がなくて、毎週のように原宿、渋谷などに繰り出します。そんな話を毎週聞いていると、ムスメも「原宿行きたい!」なんて言い出して、私とムスメと留学生で3人で原宿。

原宿に着いてからは、ずーっと案内してもらいっぱなし。

プリクラの撮り方もクレープ屋の場所も、ぜーんぶ留学生にガイドしてもらいます。母、全然使えねぇ。。。

ほぼ、留学生が途切れることなく、5年間で15人の娘たちが来てくれました。年中だったムスメが4年生。2歳にもなってなかったボウズが1年生。

そろそろムスメもお年頃です。自分の部屋が欲しくなってきました。

ムスメに部屋を作るということイコール留学生の部屋をムスメの部屋にするということです。

そして、私も、ボウズが1年生の夏休みを過ぎたら、外に出て働こうかななんて気にもなってきました。

自分の話し相手がほしいなーなんていう、不純な動機から始まったホストファミリー。子供たちも大きくなってきて、きちんと会話のキャッチボールが出来てくると、子供たちの話を優先して聞いてあげないといけないんだよな、なんて気にもなってきて、うーん、そろそろ潮時かな。。。。

夫にもその話をして、ムスメにも、「あなたの部屋を作るということは、留学生はもう受け入れられないということなんだよ」という話もして、納得してもらって、日本語学校にも、このことを伝えました。

【ホストファミリーを5年間やってみて・・・】

私自身、この5年間で、井の中の蛙であることを思い知らされて、彼女たちのパワーに刺激を受け続けてきました。そして、ホストファミリーを辞めてからも、こんなに交流が続くなんて思ってもみませんでした。
ただ私が気を付けていたのは、私たちにとっては何人目の留学生であっても、彼女たちからしたら、私たちはたったひとつのホストファミリーであるということ。これはこのことに限らず、何をするにしても、肝に銘じておかないといけないのかなと思います。いろんなことに「慣れ」てしまうと忘れがちな気持ちですね。私もついつい楽なほうに逃げがちなので、思い返さないと。

子供たちはどう思っているのか今でも分からないけれど、「うちは、なんだか周りの家と違う変なことしてたなー」という思い出だけでも、持ってもらえればいいかな。

でも、外国から来た全然知らない人たちに純粋に愛してもらったという経験は、きっと子供たちに自信を与えてくれたと思います。私は小さいうちは、根拠がなくてもいいから自信を持たせてあげることが大切だと思っていて、それを潰すような言動をする大人が大嫌いで。

善悪の判断はつけられるようにこちらが導いてやらないといけないですが、それ以外、あなたはそのままでいいんだと言ってくれる人が、私たち夫婦以外に家の中にいてくれたことはきっとなにかのプラスになっている、と思いたいです。

実はホストファミリー期間中も、短い期間ですが、夫が名古屋に2回ほど単身赴任してました笑。計3回の名古屋単身赴任生活でした!いやー、2回の単身生活は全く記憶にございません!ホストファミリー業に気持ちが傾きすぎていて笑。

【子供達は大きくなっていく】

ムスメが高校生になり、ボウズが中学生になり、もしかしたらあと数年で子供たちがいない生活がやってくるのかもしれません。そしたらまたホストファミリー生活するのかなぁ、でも仕事してるからやっぱり無理かなぁなんて思います。そのときどき、やれるときにやれることをやる!無理はしない!また新たなステージが来たら、自分にできることを見つけて無理なくやれればよいかな。

子育てにはいろんなフェーズがあって、そのときどきで分かれ道があって、瞬時に選択をしないといけない機会がたくさんあります。選択の機会すら与えてもらえないことも。

これが最善の選択なのだろうか、子供のためになっているのだろうかと思ってしまうようなこともたくさんあるけど、

「私だって母親というレッテルを周囲から勝手に貼られてるだけで、万能じゃないのだぁぁぁぁ」と心の中で叫びながら日々こなしていています。

それでもなんとかなってるから、これを読んでいるお母さんたちも、いいお母さんでいるのに辛くなったら、がっつり肩の力を抜いちゃっていいと思います。

私も肩の力を抜きすぎて、自他ともに認めるポンコツ母さんだと思ってやってるので、

ちょっと頑張っただけで、

「うわ、ポンコツなのに、ここまでやれたぜ!やってやったぜ!」なんて根拠のない自信が湧いてくる・・・笑。大切なのは、ポジティブに過ごせるような気の持ちようですな。

単身赴任生活からホストファミリー生活まで、なんだかダラダラと長く続きました!

子育て真っ最中のママさん方のお役に立てたのか、甚だ疑問ではありますが、

お母さん、がんばりすぎなくても大丈夫!と全編を通して言いたかった(伝われ)!

読んでくださった方々、ありがとうございました!ペコリ。

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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