助産師に謝罪したい…ヤンキーママ出産の思い出 by 鈴木セリーナ

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陣痛は甘く見ていた私は・・・

 

“なんなんだこれは…!?痛すぎて死ぬかも知れない!!“

そう思いました。

陣痛の間隔は徐々に狭くなっていき、それでも私は陣痛の合間、ワガママを言っていました。。。

分娩室に入る頃には、陣痛開始から11時間が経過し、体力を奪われている上、食事も取れないため「眠いから今日は産まずに帰る。」などと看護師に言って、看護師を困らせていました。

「この調子やったらもうすぐ赤ちゃん産まれるからね、もうちょっと頑張って。」

と、看護師は優しかった。

 

分娩室に入る直前の会話は

私「最後にタバコ吸っていい?」

看護師「もうやめましょ。」

でした。

 

分娩台に上がり、いざ・・・!

 

分娩台に上がってからは激しい陣痛と睡魔との戦いでした。

陣痛の合間に私は爆睡し寝言を言い、陣痛によって起きて、また爆睡の繰り返し。

「またすぐ陣痛が来るから寝ないで。」と言う助産師に、「もう今日は眠いけん帰るって、さっきからずっと言いよんやん!!いつになったら帰れるん!?(怒)」と、怒鳴りとばして数分後、息子が生まれました。

いつの時代も変わらず、ドキュメンタリーとかの出産シーンの妊婦は、痛みを必死でこらえて、汗だくになりながらイキんで頑張る健気な女性。

18歳のヤンキー妊婦だった自分を振り返り、あの時の助産師に心から謝罪したいと思うのでした。

 

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プロフィール

鈴木セリーナ

大分県出身。田舎のお嬢様として育てられるが、

15歳でドロップアウト、17歳で妊娠、18歳で出産。

20歳で上京しチャンスをつかみ、ヤンキーママからセレブママへ。

最近になって息子がADHDであることを知った。

著書「元銀座No.1ホステスのおじさん取扱説明書」

アラサー女性人気ナンバーワンウェブマガジンMINEにておじさん取り扱い講座」連載中。

作家、作詞、楽曲プロデュースを行うマルチクリエイティブプロデューサー。

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