私が体験した幼稚園のいじめ【地獄のカオス幼稚園③】by 鶏岡みのり
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【わずかな救い】
といっても、全員がそんな性格が悪いわけではありません。
お友達ができたこともありました。
自分から友達を作ろうとしない私でも、友達ができればやっぱり楽しい。
しかし、それも長くは続きませんでした。
私の悪口をあることないこと吹き込まれ、友達は意地悪な子の方に行ってしまいました。
イラストの悪口はたとえですが、こんな感じだったと思います。
ちゃんと手は洗っていました。
でも、「手ー洗ってなかった」と言われれば「洗い忘れた時もあったのかな」と思ってしまうのです。
なので、否定することもできなかったのです。
【親には言わなかったの?】
普通、こんな状態なら親に言うのかもしれませんが、言いませんでした。
私はこの頃、自分の状況や気持ちを把握すること、言葉にすることがとても苦手だったのです。
それに、幼稚園が最悪すぎて、家に帰ると心からホッとしていました。
家に帰ってまで、幼稚園の話なんてしたくなかったというのもあります。
私の抵抗はせいぜい、朝に仮病を使うことぐらいでした。
ほとんど効果なかったですけど。
子供が仮病を使ったら、「なぜ仮病を使うのか?」と、行動に隠された気持ちを考えることが大事だと思います。
自分の状況を言葉にするのが苦手な私でも、丁寧に聞いてくれれば、ゆっくり説明できたかもしれません。
そんなこんなで、誰にも相談することがないままでした。
次回は、地獄のカオス幼稚園、先生編です。
◆今までのお話
★地獄のカオス幼稚園シリーズ
★子供の性別、希望と現実
★子どもの担任に恋したママ友シリーズ
★1年生いじめ騒動シリーズ
★大学生と主婦の不倫に巻き込まれた話シリーズ
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。