ドーハでベンツに乗せられ連れていかれた先は…【我が家に起こったドーハの悲劇②】 by ホリー

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日付が変わる頃

我々はホテルまで送ってくれるという

ハイヤーの元へと案内された。

そこは

空港横の薄暗い空き地(怯

ウソだろ?とか思いながら

職員のあとをがむしゃらに追った。

そして

暗闇に目が慣れて来ると見えて来た――

 

 

黒塗りベンツと

SPまがいの

屈強なドライバー!

 

 

ひとり旅だったら間違いなく

乗車拒否してるわ(恐怖

 

せめてもう少し明るい所で乗車できたなら

セレブ感を味わえたのだがな(真顔

 

【ベンツが向かった先は…】

 

とりあえず

旦那を助手席にねじ込み

後部座席を死守した私と娘たち。

そんな我々を乗せたベンツは

開発著しいドーハの街を疾走する。

心躍る煌びやかなネオンの街並み。

高級車が行きかう巨大な道路。

そして、そんな道路を

容赦なく横切って行く地元住民たち(唖然

なかなか印象的なドライブであった。

 

間もなくホテルに到着。

大通りから少し外れた為か

ホテルの周囲は漆黒の闇に包まれていた。

「シティー」と「その他」の

格差がハンパない(愕然

そんな「その他」で

異様な存在感を醸し出していたホテルは

 

 

驚きの

三つ星ホテルであった!

 

カタール航空、太っ腹だな(感服

そんなホテルに用意されたのは

「ドーハのネオンを一望出来る部屋」と

「漆黒の闇を一望出来る部屋」の

2部屋であった。

内訳は、旦那1部屋。

私と娘たちで1部屋である。

そう、「夜景部屋」は

3人VS旦那の奪い合いとなるワケだが

「キミたちはスグ寝るデショ?」

と――

何の会議もなされぬまま

旦那に「夜景部屋」を奪われた(真顔

 

【手荷物の中身】

 

渋々向かった「闇部屋」で

私は手荷物をチェックすることにした。

スーツケースを回収できなかった為

頼みの綱は手荷物だけだ。

そんな手荷物の中には

娘たちの着替えと私の化粧品セット。

1泊位なら何とかなるであろう

ナイス・セレクションであった(自画自賛

あとは歯ブラシか。

なぜって

三つ星ホテルなのにも関わらず

「歯ブラシ」がなかったのだ(謎

 

しばらくすると

旦那がふらりと闇部屋にやって来た。

「手荷物には何が入ってマシタカ?」

どうやら彼は

我々の手荷物が気になったらしい。

私はサクッと手荷物の自慢を終えると

今度は旦那に手荷物の中身を問うた。

すると旦那は待ってましたと言わんばかりに

自分の手荷物をベッドの上に広げ始めた。

 

すると――

 

 

まさかのドーハで

トライアスロン出来んちゃう?

的なセレクションであった(薄笑

 

そんな彼の言い分は

「スーツケースに入りきらなかったモノを

手荷物に押し込んダラこうなりマシタ☆」

で、あった(真顔

 

つづく

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◆今までのお話

我が家に起こったドーハの悲劇シリーズ
私が鬼になったワケシリーズ

作者:ホリー先生

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