女性が歩いていないドーハの街。そこを家族で歩いたら・・【我が家に起こったドーハの悲劇③】 by ホリー

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同じような白い建物たちに翻弄されながら

40分以上掛けて商店街に到着。

しかし、残念なことに――

 

 

店が全部

閉まっているだと?(衝撃

 

どうやら

イスラム教においての礼拝時刻に

ぶつかってしまったようだ(涙

中東初体験の我々は

先程のホテルマンの顔を思い浮かべながら

何度も呪いの言葉を繰り返した・・・

 

方向音痴の我々は

正解の経路にチャレンジすることなく

迷子になった道のりを忠実に辿り

再度40分掛け

命からがらホテルへ到着(疲労

 

【ホテルのロビーで…】

 

涼しいロビーで避難していると

ふと視界の片隅に

日本人らしき男性を発見した。

なぜ彼を日本人だと確信したのか

今ではもう覚えていないのだが

私はそろりそろりと彼に近づき

思いっきり日本語で話しかけてみた。

すると彼は

私を捉えるなり目を白黒させ

「この街で日本人を見るのは初めてだよ☆」

と言う

謎めいた第一声を放った(真顔

 

ちょっと動揺した私に

「女性にはとても危険な街だから

くれぐれも気を付けて☆」

なんだか怖い言葉を

どんどこ畳みかけてくる

ミスター中東(?)!!

 

そんな彼からは

商店街が開く時間や最短ルート

歯ブラシを売ってそうなお店などを

レクチャーして貰うことが出来た。

 

今更ながら

彼が一体何者だったのか

気になって仕方ない(真顔

 

【驚きの光景】

 

商店街の開店時間となったので

我々は再び街へと繰り出した。

すると――

 

 

大混雑!(驚

 

しかも、よく見たら――

全員男性!(驚その2

 

宗教的に女性は外出しないのか?

もしくは

先程の日本人男性の忠告通り

女性にとっては危険な街だから

隠れているのか?

良からぬ妄想が悶々と頭を支配する。

だがしかし

私は歯ブラシが欲しいのだ!

そんな私の決起妄想なぞ

知る由もない旦那は

男性陣でごった返す商店街を

サクサクと歩き始めた。

待てや、おい(心の叫び

腹をくくるしかない私は

娘たちの手をきつく握りしめ

第一歩を踏み入れた。

 

 

 

・・・カシャ?

 

 

・・・ある意味

怖いやん(能面

 

これはきっと

ドーハ式「歓迎の儀式」なんだ。

と、思う事にして

私は商店街を疾走した――

 

つづく

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◆今までのお話

我が家に起こったドーハの悲劇シリーズ
私が鬼になったワケシリーズ

作者:ホリー先生

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