◆今までのお話

ヒカクさんはその後、程なくしてすぐ児童館を後にしました。

それからも何度かヒカクさんとは会いましたが、挨拶だけしてサッと離れるようにしました。
ヒカクさんは私に固執していたわけではなく、子どもの年齢が近いママさんになら誰にでも話しかけ、色々と質問しまくる人だったので、特に深追いはしてこなかったのが救いでした。

そして、ある日のこと。
他のママさんからヒカクさんのことを聞きました。
「あの人、なんでもかんでも比べたがるよね。それだけで勝ち負けなんてきめなくていいのにね」と。
※次ページに続きます。
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