◆今までのお話
また別日に児童館へ行くと、ヒカクさんが来ていました。

関わらないと決めたものの、露骨に避けるのもなぁと思い、ちょっと離れた場所で普通に息子と遊ぶことに。

その日ヒカクさんは、2歳上のお兄ちゃんを連れて来ていました。
1歳のたっくんと、3歳のみーくんの2人兄弟なのです。

お兄ちゃんのみーくんは1人で型はめのおもちゃで遊んでいました。
ヒカクさんはお兄ちゃんに背をむけ、たっくんにつきっきり。
ヒカクさんを知らない人が見たら、「あの男の子(みーくん)のお母さんはどこにいるんだろう」と思うほど、みーくんには一切目を向けていませんでした。
(私が行く前は3人で遊んでいたのかもしれません。)
しかし、みーくんはお母さんの方をチラチラ。
まだ3歳。お母さんと一緒に遊んで欲しいんだなと思いました。

それでも弟の方にいるお母さんを見て、みーくんなりに我慢しているんだなと。
「1人で遊べて偉い!」と心の中で褒めていました。
すると、うまく型はめができないみーくんが「あれ?あれ?」と言い出しました。

それに気づいたヒカクさんは、
「…みーくん?できないの?」と一言。

みーくんがお星様の形だと思っているそのブロックは、お星様よりも角が1つ多い形のブロックでした。
落ち着いてよく見れば「あ、違う」とわかると思うのですが、みーくんはこの時まだ気づいていませんでした。
すると…
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