3兄妹を全員「和痛分娩」で産んだ理由。不妊治療&産み分け体験談! by きたぷりん
今回「きたぷりん」さんの出産体験の記事をまとめて紹介いたします。
きたぷりんさんは現在大学生男子、高3男子、中3女子の3人のお子さんを持つお母さんです。お子さんは3人とも和痛分娩で出産されました。2人目3人目は不妊治療をされ、特に3人目のお子さんは女の子を希望されていたので不妊治療と産み分けを両立されました。
お子さん3人とも和痛分娩を選んだきたぷりんさん。最初は軽い気持ちで選んだ和痛分娩でしたが、2人目からは新たな理由が加わって・・・?!
【1人目の出産】
◆初産で和痛分娩
私は自然分娩というものをしたことがありません。
3人子どもを産んでやり方は違えど全員「和痛分娩」で出産しました。
なぜ和痛を選んだのかというと、
単純に姉の影響で産院を選んだから!
退院したら休む暇もなくなる赤ちゃんとの生活。そんな慌ただしい生活が始まる前に、素敵なお部屋と美味しい食事でゆっくりと身体を休めることができる産院…
それはいいね!ってことでもし出産するならばここ、と決めてました。
その後私も結婚し、子供を授かり里帰り出産が決まるとさっそく姉と同じ産院を予約。出産がどんなものかまだわからないけど、優雅な産院~♥しかも和痛だし自然分娩よりは楽かな~と軽く考えていました。
◆和痛分娩とは…
この産院の和痛分娩は、陰部神経ブロックというものでした。
子宮口が全開する前後、陰部神経ブロックに麻酔を打つことで陣痛の感覚はそのままに赤ちゃんが産道を通る痛みや会陰部の痛みが軽減されて、出産後半の痛みが1/3くらいになるということでした。
そう、陣痛の感覚はそのままに…。
◆和痛分娩でも痛い!
子宮口が全開して待望のブロック麻酔を打ってもらっても
陣痛ぅう――――!痛いぃぃ――――!
痛みは1/3位になると聞いていたのに
痛いぃ――――――!
痛み変わらん――――――!
◆陣痛が痛すぎて…
初産のためか時間もかかってて、陣痛の痛みで意識は朦朧。口はもう本能のまましゃべるしゃべる…。かなりわがままでうるさい出産でした…。
(恥ずかしすぎた)
出産後、姉から
握手どころか、先生やれやれって感じで分娩室から出て行ったわ…。どうやら私の出産はしくじった(自覚はある)
でもね、出産っておかしなもので、出産直後は「もう2度とこんな痛い思いするかっ」って思うんだけど、赤ちゃんを抱いているとまるっと忘れて次の子が欲しくなる。
【2人目の出産】
◆2人目不妊
長男きたろうを産んだ後、一度妊娠初期に流産してその後2人目不妊でした。
婦人科で見てもらうと
多嚢胞性卵巣症候群で無排卵ということで
精密検査を勧められました。
一応検査の予約はとってみたものの陣痛がつらすぎるあまり、恥ずかしい出産をしてしまったという体験で、自分が痛みに弱いことを自覚した私。
脂汗程度の痛みと言われても怖くて怖くて…
ママ友に聞いても
(↑約20年前の医療の話なんで今は違うかもしれないです)
結果、検査の予約も取り消してしまいました!!
どんだけ弱虫…
そして知り合いから勧められた不妊治療をしている婦人科へ行ってみると…
検査もなくその日のうちに(多分)ホルモン注射と薬をもらい(すみません、なんの薬か忘れました…。排卵誘発系の薬??)
その後、割とあっさり妊娠!
なんだ!?この簡単さは!?
◆産み分け
この婦人科は出産の設備はなくて里帰りするまでの妊婦検診をしてもらっていたのだけれど、ある時…
ちょっと待って!!
女の子が欲しいっ!!
ぜひ次もお願いします!
ということで次男ぷーちゃんがまだお腹にいる間に3人目を産む気満々になってしまった。
◆いざ!リベンジ里帰り出産
3人目の産み分けを決意したけれど、まずは次男の里帰り出産。再び同じ産院でリベンジです!
一度経験しているので出産の流れはわかってる!次こそはいいお産をするぞっ!
で…
あっさりとリベンジならず…
もちろん先生との握手もなし。
出産を経験するまでは自分は痛みに強い方だと思っていたけれどまったくダメダメでした。
【3人目の出産】
◆女の子が欲しい!不妊治療&産み分け
1人目、2人目としくじり続きの出産でしたが産んでしまえばあっさりと痛みのことなんか忘れ、3人目の不妊治療&女の子の産み分けのために再び婦人科通いを始めた私…
前回と同じホルモン注射と投薬に加え今回新たに処方されたのは、ピンクゼリー。
ピンクゼリーは膣内を酸性の状態にし、酸性に強い女の子のX染色体を多くさせ確立を高めます。また男の子のY染色体の寿命より女の子のX染色体の寿命が長いので排卵日から数えてぴったりな日を先生が予想。
でも・・・
確率を高めても着床まで至らなかった場合はまた翌月…。毎日基礎体温表をつけて、体温変化がないか、自分の身体に変調がないかを気にしながら婦人科に通う…期待と落胆の繰り返しが毎月続くと気持ちも落ちていきました。
◆不妊治療のつらさを忘れて…
続く不妊治療で気持ちが落ちていたとき、アメリカに遊びに行く話が!
これは気分転換をしてこいってことだ…ということで、長男次男と私の3人でニューヨークへ。
ニューヨーク滞在中は親戚宅に泊まらせてもらい、常に3人で行動。基礎体温表を見ては悩むということから解放され、滞在中は毎日が慌ただしくも楽しくて。
このまま男の子2人でもいいな~…と思いながら帰国の途へつきました。
◆不妊治療はもう終わり・・・と思ったら
せっかくあるものを捨てるのもなんだし…ね!
そして…
基礎体温表もつけてないのに
その最後の1回で…
なんと妊娠していました。
しかも…
待ち続けていた時はダメだったのにまさかの出来事でした。
◆今度こそ恥ずかしくない出産を!
3回目の出産は長男の幼稚園があったので里帰りはせず地元での出産です。不妊治療で通院していたところは婦人科のみだったので和痛分娩ができる産院を探しました。(もはや自然分娩できる気がしない)
1人目2人目の出産は「陰部神経ブロック」のみだったのですが今回の麻酔は笑気マスク、投薬、点滴からの麻酔3点セットに。
えー…ばっちり経産婦・・・
でも今度こそ・・・
今度こそ・・3回目の正直!
恥ずかしくない出産を・・・!
できなかった・・・(恥
ぜんっぜんできなかった…(涙
産院の方々迷惑をかけてすみません・・・。
結局最後まで残念な気持ちを残したまま私の3度の出産経験は終わりました…。
ちなみに現在…
長男・次男を出産した産院は閉院へ。
三女を出産した産院は和痛を廃止、
希望者には無痛分娩のみとなっています。
私のように和痛なのに痛がりすぎる人がいて病院も困ったのかもしれません…ね。
ついでに多嚢胞性卵巣症候群はどうなったかというと…
はて?
現在まで検査しないまま放置状態…(汗
作者:きたぷりんさん
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作者:きたぷりんさん
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。