怪我をした私を守ったのは優しい言葉たち【おねえちゃんといっしょ⑤(終)】 by chiiko
こんにちはchiikoです!
息子のぐっちゃんが1歳3ヶ月になりました。
感情がより豊かになったり、真似っこが上手になったり…
あと、体が大きくなったのもあり、布団がかなり狭くなってきました。子どもって親が気付かないうちに毎日少しづつ大きくなっていってるんですね。
さて、前回病院にて指を縫合された私ですが、結局、右手小指の付け根を4針縫いました。
【約束のお子様ランチ】
病院を出てから、約束していたお子様ランチを食べに連れて行ってくれました。
うっすらですが、今もその時の光景を覚えています。
食べ終わり帰宅すると、仕事を抜けた母が帰ってきました。
母が帰ってきて、やっと力が抜けたのか安心したのか、姉はそこで初めて泣きました。
この時のことは指に残った傷を見るたび思い出しますが、嫌な思い出として残っていないのは、やはり姉が「痛い、辛い、怖い」という感情を私に見せないようにしていてくれたからだと思っています。
ちなみに指を切った原因ですが、私が転んだ際に、テーブルの上に乗っていたガラスのコップが下に落ちて割れた→たまたまその上に手をついた…という流れだそうです。
ただ、すごく不思議なのは、
・小さく低いローテーブルから落ちた
・下は絨毯を敷いていた
・落ちた時、割れた時に全く音がしておらず、二人ともコップが割れたことすら気付いていなかった
にも関わらず、しっかりと割れていたのです。
ガラスが劣化していたのか…?という結果になりましたが、今も謎のままです。
【誰かを救うかもしれない優しい言葉たち】
この小指事件のほかにも、姉の言葉で救われたことがたくさんあります。
例えば、息子のぐっちゃんに、ついおもちゃをたくさん買ってしまいたくなる私。誕生日やクリスマスでもないのに、こんなにしょっちゅう買ってもいいのかな…と悩んでいた時にかけてくれた一言。
ぐっちゃんがまだ0歳の頃、何かが気に入らず、ずっと泣き叫ぶぐっちゃんを見て一言。
ずっと仲が良かった友達から、急に酷いいじめを受けるようになり、「あの子が大人になって忘れた頃にやり返したい、幸せを奪ってやりたい(物騒)」と姉に泣きついた時の一言。
この言葉を言ってもらってから、私は「自分に嫌なことをした相手にやり返してやる!」と思うことはなくなり、「相手が羨むくらいの幸せな人生を送ってやるんだ」と考えられるようになりました。
「物は言いよう」と言ってしまえばそうですが、そのおかげで私は何度も救われてきました。
「あ、そういう考え方もあるんだ」「あ、そういう風に見てくれるんだ」って。自分では気付かないポイントって、本当はめっちゃたくさんあるんだな。真実はいつも1つだけど答えはたくさんあるんだなって思わせてくれます。
平静を装えるのがすごいんじゃない、テンパらないのが優秀なんじゃない、意見をなんでも受け入れるのが優しいんじゃない。
ただ、人の気持ちを考える大切さ、柔軟な発想の大切さ、色んな視点から物事をみることの大切さをいつも気付かせてくれます。
私も姉のような考えを持った大人になれるかな。
ぐっちゃんが大人になるその日まで、悩んだ時にそっと救いの手を差し伸べられる人でいたいと私は思うのでした。
てな感じで、私と姉の昔話は今日でおしまい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
◆今までのお話はこちらから
~おねえちゃんといっしょ~
★第1話 まさかあんな事になるとは…姉と私の思い出
★第3話 想像以上の怪我だった…一体どうする?
★第4話 姉が最後まで貫いたあること
~出産4日目で育児の洗礼!?産後すぐの大パニック~
★第1話 育児ってもしかして簡単なんじゃ…?油断した私に起こった出来事
★第2話 ぐっちゃんが泣き止まない!新生児室に連れていこうとしたその時…
★第3話 ハプニング連続で八方塞がり!新生児室に連れていくと助産師さんが…
★第4話 しくじって良かった。1歳の誕生日を前に思い出すあの日
作者:chiikoさん
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