想像以上の怪我だった…一体どうする?【おねえちゃんといっしょ③】 by chiiko

   

こんにちはchiikoです。

4月末に息子のぐっちゃんが1歳のお誕生日を迎えました。

大きな怪我や病気をすることもなく、無事に1歳になるまで生きてきてくれたことは本当に奇跡なんだと実感する毎日です。

私は特に怪我や病気が多い人間だったので余計思います。

さて前回私の指がパックリ切れてしまったところで終わっていましたが、姉はその後どういった行動をとったでしょう。

 

【なんか割れてない?】

目から涙を流し小指からは血を流す私。

姉がティッシュで血を拭き取ると、パックリと割れた傷口が現れました。

どうやら小指の付け根を切ってしまった様子。
それを見て想像以上の大ごとだと気付き、ここでまた姉の血の気が引いていきます。

しかしここで姉はハッと気付きました。

自分が慌ててはいけない、怖がったり痛がったりしてはいけない。

妹を不安にさせるようなことはしてはいけないと思ったのです。

 

【家庭の医学には確かこう書いてあった】

私の家には「家庭の医学」という分厚い本がありました。

雑学を知ったり医学書を読んだりするのが好きな姉は、普段からその本をよく読んでいたそうです。

びっくりして泣く私に姉は笑顔でこう言いました。

「止血した後、心臓より高い位置に手を上げさせる」

とっさにその知識を思い出した姉は、私に手を挙げさせました。

そしてそのまま姉が運転する自転車の後ろに乗り、すぐさまかかりつけの外科へと向かったのでした。

右手を挙げたまま自転車で運ばれる私の運命やいかに!?

つづく

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◆今までのお話はこちらから

~おねえちゃんといっしょ~

★第1話 まさかあんな事になるとは…姉と私の思い出

★第2話  何があったの?転んだ私の身に降りかかった災難

 

~出産4日目で育児の洗礼!?産後すぐの大パニック~

★第1話 育児ってもしかして簡単なんじゃ…?油断した私に起こった出来事

★第2話 ぐっちゃんが泣き止まない!新生児室に連れていこうとしたその時…

★第3話 ハプニング連続で八方塞がり!新生児室に連れていくと助産師さんが…

★第4話 しくじって良かった。1歳の誕生日を前に思い出すあの日


作者:chiikoさん
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