死を覚悟するほどの緊急事態。それでも姑に頼れないそのワケは?!【嫁姑戦争を見て育ったために、自分も姑と仲良くできなかった話③】 by 白目みさえ
ページ: 1 2
【このままじゃダメだ…】
姑に助けを求めようとスマホに手を伸ばしたところまでは良かったのですが…。
その瞬間、うっかり目に入ってしまったのです。
使ったままの哺乳瓶。
口元を拭ったままのガーゼハンカチ。
掃除機かけようと思っただけの出しっぱなしの掃除機。
敷きっぱなしの布団。
畳もうと試みた洗濯物の山。
捨てるつもりのオムツや洗うつもりの着替え…。
いつもは姑が来る前に全部片づけていたのですが、この日は「これから」やるつもりでした。
とはいえ。
かなりの緊急事態です。
この際、部屋が散らかっていることなんて関係ない。
どう考えても絶対姑を呼ぶべきです。
だれが考えたってそうですよね。
【私が出した結論は…】
なんでやねん!!
思い出しながら自分でも全力で突っ込みました。
でも当時の私の出した結論は
「無理…呼べない…」でした。
ここでも魔女の呪いが発動してしまったのです。
こんな緊急事態でも。
だれがどう見たって、どう考えたって、姑を呼ぶべき場面でも…。
私は「ダメなやつ」という魔女のささやきから逃れきれずに
スマホに伸ばした手を引っ込めて、「頭痛が去るのを待つ」という方法を選んでしまったのです。
バカですよね。本当に自分でもそう思います。
ひかない頭痛に耐える事小一時間。
今思えばよく耐えたなと思います。
体感では15時間くらい経っているような気すらしていました。
その間にもスマホに手を伸ばしかけてはやめ。
少し痛みが引いたらなぜか布団を畳んだり哺乳瓶をキッチンに持って行ったり…(姑が来てしまった時のため)。
自分でももうなにがなんだかわからなくなり、痛みでもう動けない…と床に再度倒れこんだ頃に
たまたま早く帰宅した旦那に発見され、救急車で運ばれることになりました。
救急車のサイレンを聞いて少しだけホッとしたのを覚えています。
その音で起きたのか、長女の泣き声が聞こえてきたことも。
「あ…起きた…オムツ替えなきゃ…」なんて思いながら…
そのまま私は救急車で病院に搬送されました。
◆今までのお話
★自分も姑と仲良くできなかった話シリーズ
⇒白目みさえさんのお話をもっと読みたい方はこちらから
⇒インスタグラム misae_mon
⇒しくじり育児エピソード大募集!
ページ:
1 2
★フォローして白目みさえさんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。