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惨めで恥ずかしくてどうしても言えなかった言葉【親子活動の複雑な思い出 後編】 by きなこす


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 【優しい心遣い】

 

 

何ということでしょう!

同じ班のチーちゃんのお母さんが、私がご飯を持っていないことに気付いてしまったのです!!

 

気付かれたくなかったけど、本当はご飯が無くて今にも泣きそうなほど悲しかったので、チーちゃんママの優しさに救われました。

しかも、私が傷つかないように、私がご飯を受け取りやすい言い方をしてくれたことも嬉しかったです。

 

 

完全に涙目になっていたと思いますが、涙が流れるのだけは意地でも防ぎました。

そしてみんなで「いただきます」の挨拶をしました。

 

 

ご飯を渡していないことに気付いたさっちゃんと、さっちゃんママが私の元へ飛んで来ました。

 

【小4のプライド】

 

 

二人とも本当に申し訳なさそうに何度も謝ってくれました。

わざとじゃない事はわかっていました。

わざとじゃないってわかっていても、忘れられた事が悲しくて、私の心は傷ついていました。

 

そんな私が振り絞った言葉は

 

 

 

精一杯の強がり。秘技、平気アピール。

4のプライドは、泣くことも笑うことも許しませんでした。

 

あの日のカレーの味は忘れてしまったけど、あの日感じた様々な気持ちは今でも忘れられません。

小学校6年間のうち、母が来てくれた5回の親子活動のことは一切覚えていないのに、母が来なかった1回のことを覚えているなんて、ひどい娘かもしれませんが(笑)それほど強烈に記憶に残っています。

 

でも、あの日の出来事は私にとって宝物です。

あの親子活動が無ければ、親の存在の大きさも、惨めな気持ちも、人の心遣いも知らずに小学生時代を終えていたかもしれません。

あの瞬間は地獄のように感じられたけど、そういう経験を何度も重ねることで、人は人に優しくすることができるようになるんだと、今なら思います。

これから我が子が成長していく中で、親子行事や学校行事に参加できないことがあるかもしれませんし、様々な事情で親が来ていない子どもと接することがあるかもしれません。

そんな時、子ども達が少しでも過ごしやすくなるようサポートができたらいいなと思います。

 

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