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惨めで恥ずかしくてどうしても言えなかった言葉【親子活動の複雑な思い出 後編】 by きなこす
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◆前回のお話
私だけお母さんがいない親子活動【親子活動の複雑な思い出 前編】
私にご飯を渡してくれる予定だったさっちゃんとさっちゃんのお母さんは、同じ班の友達と盛り上がり、すっかりそのことを忘れている様子です!
「さっちゃん、もうカレーよそってるし、もしかして私の分のご飯も使っちゃったんじゃ・・。」
最悪の事態が頭をよぎり、血の気が引きました(大袈裟)。
【初めて感じた惨めさと恥ずかしさ】
もしかしたら、ご飯はまだ残っているかもしれない。
全然気にしていないような顔で「ご飯ちょうだい」と言えば良いのかもしれない。
だけど、そんなこと絶対言えない。
当時の私は割と活発で、何でも言えるタイプの子どもだったのに。
それなのに「ご飯をください」とは言えなかった。
よそのお家の人にご飯を恵んでもらうなんて・・。
今まで感じたことの無いような惨めさと恥ずかしさ。
小学4年生のプライドが、「ご飯をください」と言うことを完全に拒否していました。
「・・・もうこうなったら、カレーだけ食べよう」
本当はカレーを食べるのも嫌になっていたけど、何も食べていなかったらご飯を持って来ていないことに、誰かが気付いてしまうかもしれない。
ご飯のことには触れられたくなかったので、できるだけ自然に振る舞い、何ならご飯があるていでカレーをよそおうと決心した時でした…
※次ページに続きます。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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