完全母乳にこだわる先生に話が通じない。退院しても終わらない母乳指導…【母乳とミルクの壁③】 by ちくまサラ

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◆前回のお話

院長にミルクを懇請し、返ってきた言葉に涙が…【母乳とミルクの壁②】

 

【退院日】

 

一波乱あったけど、ミルクを出してもらう事ができ、退院日となりました。

 

 

 

「赤ちゃんが可哀想」という私の言葉は無視され、
先生から返ってきたのは、

「混合になるな」という圧だけでした。

 

この産院は昔からあり、先生は30年間ずっと一人で対処しているようです。
長い年月、朝も夜も休日も関係なくママと赤ちゃんのために医師としての仕事を続けているのは本当に凄いことだと思います。
信念を持って続けているんだと思います。

数えきれない妊産婦を相手にしてきた先生…。
だからこそ、私一人が声をあげたところで、先生を変えることは無理なんだと思いました。
それに、これ以上話をしたらまた泣きそうだったし。

 

なので私は、先生に立ち向かうのを諦め、産院を後にしました。

 

【妊婦健診での出来事】

 

上の子を出産後、母乳の出が悪く初っ端からずっと混合だった私。
もしかしたら今回も、母乳の出が悪いかもしれない…という予感はありました。

完全母乳育児を推奨していますという話は妊娠中から聞いていたので、もしミルクを出してもらえないようなら産院を変えようと思い、助産師面談で相談しました。

すると助産師さんは、「ミルク出しますよ!安心してください!」と、あっけらかんと答えたので、ああそうなんだと鵜呑みにしてしまいました。

ネットの口コミも見ましたが、「ミルクをもらえなかった」というような書き込みはゼロ。
義母さんからも、この産院についての評判は「食事がおいしい」ということしか聞いていませんでした。

面談で答えてくれた助産師さんは、悪気はなかったんだと思います。
結果的にミルクは出してもらえたので、嘘ではないし。

そして大部分の「母乳が出る」ママにとってここは、特に問題のない食事がおいしい産院だったのでしょう。
(確かに食事はおいしかったです。)

 

ただ、私は、ここで産むべきではなかった。

赤ちゃんに申し訳なくて、判断を誤った自分が情けなくて、後悔でいっぱいでした。

 

 

※次ページに続きます。

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