窓を開けるとそこは…想像もしていなかった世界だった【4階だから大丈夫だと思っていたけれど…その日我が家は被災しました。令和元年台風19号③】 by はなうさ | すくパラNEWS

窓を開けるとそこは…想像もしていなかった世界だった【4階だから大丈夫だと思っていたけれど…その日我が家は被災しました。令和元年台風19号③】 by はなうさ

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◆前回のお話

想定外の早さで始まってしまったもの【4階だから大丈夫だと思っていたけれど…その日我が家は被災しました。令和元年台風19号②】

 

令和元年台風19号がちょうど我が家の住む地域に接近したのは夜のことでした。

ここまできたら無事に過ぎるのを祈りながら待つのみと思っていたら、急にピタッと風が止まり不気味な静けさが部屋を漂い

それまで暴風音が鳴り響いていた外から

ふと、子どものような甲高い声が聞こえてきたので慌てて外を見てみると

そこは日常とはかけ離れた壮絶な世界だったのです。

 

(被害に遭われた方は読んでいてお辛い気持ちになってしまうかもしれないのでご注意ください)

 

 

 

 

 

 

【救命ボートに助けを求めていた人とは】

 

薄暗い外。雨がたたきつける窓からでもハッキリわかったのは、

いつも見えていた道路が沈んで消えていたこと。

そして赤い光。

 

向かいのマンションの周辺には救命ボートが出動し、救助隊の人たちが照らすランプで、辺りは赤く染まっていました。

暗闇の中で、甲高く響く声。

私たちがさっき聞いた声は子どもではなく、助けを求める女の人の泣き叫ぶ声だったのです。

 

「すぐに助け出しますから大丈夫ですよ!落ち着いてください!」

「まだ時間があるので大丈夫です!」

救助隊の人がそう呼びかけていました。

「部屋番号を教えてください!」

201号です!助けてください…」

 

絞り出すような女性の悲痛な声が徐々にまた強まる雨音にかき消されていきました。

「この下の部屋です!」

3階の人が窓からスマホの光で201号室の場所を伝えています。

 

私は文字通り、言葉を失っていました。

目の前で起こっていることが、あまりにも現実離れしていて、なにもできない無力さを感じながらただただ呆然としていました。

 

 

※次ページに続きます。

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