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モラ夫の誕生日【不倫ナルシストモラ夫は自分だけが好き①】 by カコマツ

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痩せ我慢してのお祝いなので、腸が煮えくり返る思いでした。

旦那自身も妻が不本意ながら優しくしてることに気付いています。

 

けれど、支配欲さえ満たされれば良い人でした。

妻が意思のある一人の人間ということは常に無視です。

旦那自身、優しさや思いやりを知らずに育っているので、そういった人間としての自然な感覚も幼い頃から身についていなかったのです。

本人も自身を他者と比較して人間味がないと分析していました。

なので、私も旦那と接する時は心を無にしていました。

 

【旦那との外出】

 

 

旦那の希望でちょっと遠くのイ○ンに行くことになりました。

 

 

旦那は常に女性とのワンチャンだけを狙って生きている人間だったので、例え妻が同行していようと、身支度はとても丁寧にして好機到来を待つのです。

他者の気持ちに寄り添えない分、非常に自己愛が強い人でした。

シャワーを浴び、ファンデーションで装備して外出するのです。

 

 

自分が待たされている時は数分でもイライラする人でしたが、妻を待たせるのは平気でした。

シャワーを浴びて、舐め回すように鏡を見ながらヘアセットして、角がたくさんついたパフでトントントントンとゆっくり小刻みにファンデーションを顔面に乗せ、丹念にナチュラルメイクを作ります。

 

 

普段ほとんど会話しませんが、車内ではずっと無言ではなく、

妻を馬鹿にするタイムが始まります。

旦那は誰かを馬鹿にしていないと、心の安定を保てない病でした。

毒親育ちの私は幼少期にも、ここまで酷くはないですが似たような体験をしていたので、このことに違和感を感じるまでに時間がかかりました。

 

つづく

 

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