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療育のモニタリングで夫が絶句。呟いた言葉は…【泣いて笑って発達障害~療育を知らない世代の私たち~⑦】 by ワンタケ

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以上、「療育のモニタリングで夫が絶句」でした。

 

【何かを感じ取っていたかもしれないムスコ】

 

モニタリング当日はいつも通りにお弁当を作り、支度をし、いつもと何も変わらない状態で家を出ました。夫も「仕事着を着て仕事に行く」という体を取って他の場所でしばらく待機をしてから私達より後にモニタリングに到着。コロナの影響もあってモニタリングは集団ではなく個別でこじんまりと行ってもらえたため、非常にバレにくい状況でした。

しかし、支援員さんい曰く「今日のムスコ君はいつもとちょっと違う」とのこと。

「もしかしてバレている!?」とドキドキしましたが、直接的には両親が来ている事には気付いていない様子でした。ただ、何となく「今日の朝は両親があえて“普通の感じ”の雰囲気を出そうとしている」というのは伝わってしまったのかもしれません。

最近、保育園の先生とお話をした際にも「子供たちは雰囲気に敏感だから、まず自分たち大人が思い込む事から始めているんです。例えばトイトレでも大人側から“1人でできないかも”っていう雰囲気が出てはダメなので、“絶対できる!”っていうオーラを出すようにしているんです。」と仰っていたように、子供は大人が思っているよりずっと、五感で空気を感じ取っているのかもしれません。

 

【モニタリングでのムスコの様子は…】

そんな訳で「ちょっと何かを感じ取り、いつもより不機嫌なムスコ」のモニタリングがスタートしました。漫画の中でも描いたように「ムスコだけ指導員さんのお膝に座って朝の会」の後、言葉を促す目的のクイズ形式のゲームや、リトミック、歩行訓練などで楽しみながら全身を動かしていました。

ちなみに来ている幼児は10人程度、モニタリングとしてはかなり目が行き届く画になっており、どのモニターからも様子が確認できました。行動はハッキリ、表情はボンヤリ、言っていることはサッパリ、くらいの距離感です。

モニタリングで見るムスコは、やはりいつもと違って新鮮に映りました。「完全に親がいない環境を観ることができる」というのは、公園遊びや発表会などとも異なった顔を見ることができます。「親がいない環境で誰に話しかけ、誰に頼り、どんな反応を示すか」を観られることはとても貴重なことだと思いました。

ムスコは基本的に指導員さんに頼り、時にはべったり甘え、せわしなく動き、常ににこにこ楽しそうにし、時々お友達と物を取り合ったりしていましたが、そんなムスコの様子を見て夫はしばし絶句をし「この光景を見たことがある」と呟きました。

 

そして次回「指導員さんが夫を激励」に続きます。

以上、油絵を始めてみたけれど、あまりにド下手でびっくりしているワンタケがお送りしました^^

 

 

~第一話はこちらから~

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