急激に仲良くなった転校生の友達。仲がいい故のトラブルが…【みなみちゃんへ、愛を込めて①】 by おかゆ

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今回は私の友達のお話です。

よかったらご覧になっていってくださいね。

それでは始めます。

 

【転校生 みなみちゃん】

 

私がその子と出会ったのは、小学2年生の頃でした。

体育館で行われた全校朝会で「新しいお友達が転校してきました」と校長先生。

全校生徒の前に立っていたのがこれからお話しする「みなみちゃん」でした。

通常転校生は、クラスの教室で紹介されることが多いかと思いますが、私の通っていた小学校は全校生徒約200人の、当時にしては珍しく各学年1クラスずつしかないような小学校だったためか、転校生が来ると体育館でみんなの前で紹介されるのでした。

 

 

第一印象は「小さくて可愛い子」でした。

みなみちゃんは同じ学年だったため、同じクラスに。

私は昔から人見知りでおとなしかったため、自分から話しかけることができず、転校初日は一度も話をすることなく、放課後を迎えました。

 

その日の帰り道、私はいつも一緒に帰っていた友達とバイバイした後に、一人で歩くみなみちゃんを発見。

でも人見知りで恥ずかしがり屋な私は、話しかけることができませんでした。

ああ、でも話してみたい…でも恥ずかしい…そんな葛藤をしていると…

 

「一緒に帰ろ」

 

みなみちゃんから声を掛けてくれました。

 

 

嬉しかったのと同時に、とても緊張してドキドキしていたのを覚えています。

その帰り道は、何を話していいか分からずお互いあまり喋らなかった記憶があります。(流石に30年近く前のことなのでそこまで詳しくは覚えていませんが)

 

2人で言葉少なに歩いていくと…

家がとっても近いことが判明。

みなみちゃんは私の家から徒歩1〜2分くらいのところに住んでいました。

 

そこからみなみちゃんと私は急激に仲良くなります。

みなみちゃんにとって私は最初にできた友達だったのです。

 

【翌日から…】

 

みなみちゃんは登校してすぐ私のところへ来ました。

みなみちゃんも私と一緒でどちらかというとおとなしく、他の子とはあまり仲良くしようとはせず、ずっと私のそばにいました。

色々話をすると、お互い絵を描くことが好きだったり、インドアなのも似てて、とても気が合いました。

それからというもの、休み時間も、移動教室も、朝のマラソンも一緒。

それが毎日続きました。

私もみなみちゃんのことが大好きになりましたし、みなみちゃんも私のことを慕ってくれていました。

 

そうすると、ちょっと良くないことも起こります。

 

 

※次ページに続きます。

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