団地に響く怒鳴り声。怒鳴り込んできた親子【カメ戦争③】 by うにわさび
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おおかた、ララちゃんが遊びに夢中で亀のことを忘れて帰宅して、夜になって亀がいないことに気が付いたんだろうと思います。
直接見ていませんが、記名があったそうです。
団地には夏しか使われないプールや小さな池があり、亀が結構いました。
お祭りの時にはミドリガメすくいという出店があり、(モナカですくうやつ)ペット禁止の団地でしたが、亀の飼育は認められていたので、飼ってる人が多かったです。
そして無責任に捨てる人がいて、池やプールに住み着いた亀もいました。
立ち入り禁止のため近くで見ることはできませんでしたが、運が良いと遠巻きに亀を見ることができました。
【決定的な証拠】
みんなこの亀が誰のものでもなく、ヒロくんの家で飼われたらよいなと思っていたと思います。
けれど結局、記名があったそうで、亀はララちゃんの元へ帰って行きました。
亀が可哀想だと泣くヒロくんから、所有欲や自分勝手さは感じませんでした。
ただただ亀に対する優しさや愛情を感じました。
しかし、所有者が判明した以上、それは返すべきなのです。ヒロくんのお母さんや他の大人たちは誰もヒロくんを責めず、ただ、返すしかないと伝えていました。
ヒロくんのお母さんは、何度もララちゃんに「亀さんとお散歩するのは良いと思うけど、ちゃんと見ててあげてね。置き忘れたりしないでね??」と言っていました。
ララちゃんは「盗まれるから二度と家から出さない!!!」と言い返していました。
ヒロくんのお母さんは穏やかな人なので、苛立った素振りはなく、ヒロくんの背中に手を置き、悲しげに部屋に帰って行ったのでした。
しかしその数日後、またヒロくんの家にララちゃん親子が乗り込んできたのです。
つづく
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