
どうやらニャオちゃんは実家に帰っているらしい。
女のところではなかったか…と少し安心してる私がいた。
私は義母に今までのことを全て話した。


『なんてことなの!?ごめんねごめん!まゆみちゃん!うちの馬鹿息子が!ニャオに厳しく言っとくから、ね?許してとは言わないけどまた仲良くしてあげて?』
義母の息子を思う気持ちが痛いほど伝わってきた。
そりゃいきなり実家に帰って来たらびっくりするよなあ…。
義母は心配そうな顔をしながら事実を確認すると帰っていった。


それから間もなくしてインターホンがまた鳴った。
ピンポーン
また義母が来たのかと思った。

ニャオちゃんだった。
家の合鍵も追い出した際に取り上げていたため、ニャオちゃんは家に入って来られなかった。
ガチャ
私は玄関をゆっくり開けた。
※次ページに続きます。
<広告>