次男の英語教室。先生の言葉にたえきれなくなり…【言葉の遅れとやり直し育児④】 by きたぷりん
現在大学生になる次男の幼少期の話の続きです。
↓読んでない方はこちらからどうぞ
上の子優先の生活をしていたら…下の子の表情が乏しい、言葉が遅い?!【言葉の遅れとやり直し育児①】
息子は色が分からない?!育児のやり直しを決心した出来事【言葉の遅れとやり直し育児②】
場所見知り・人見知りが激しい息子の幼稚園選び【言葉の遅れとやり直し育児③】
【教育理念に魅せられて…】
こどもの心を開く…
こういった言葉に弱かった時期のある日曜日、我が家に英語教室の訪問勧誘の方が来ました。
幼児向け英語教室ができたらしく、近所の子供がいる家を回っているとのことです。
英語は、長男がこの少し前まで短期間習っていました。
というのもアメリカで現地の幼稚園に1ヶ月通うためで
帰国後は「しゃべれるようになったからやめる」(?)と言って辞めていました。
そして次男には英語は全く考えていなかったので、すぐ帰ってもらおうと思っていました。
ところが、営業のお兄さんの元気で熱のこもった話を聞くうち…
英語を習うだけじゃない子供の心の成長も一緒に育てる教育をする…。
日本語は、よくしゃべる子とはかなり差がある次男だけど
誰もが初めての英語だったら、一緒に成長していける…。
家でいろいろ教えるだけじゃ刺激がないし
週に一度の楽しみな時間になり得るかもしれない。
・・・・いやいや、待て、私一人で突っ走ってる!
そこで旦那を呼ぶことに。
旦那あっさり承諾!
自宅で使う教材もあってちょっとお高いんだけど、次男にとって良いものだったら惜しくない。
【通うこととなった英語教室】
というわけで、次男は英語を始めたのです。
確か幼稚園入園直前くらいだったかな。
どうせなら行きやすい同じ教室が別の場所にあってそちらを希望したのですが、そこは当時定員いっぱいということで新しい教室になりました。
教室に親は入室しません。
長女がまだ赤ちゃんで、ベビーカーと幼児にはキツイ坂を通った場所なので車での送迎です。
クラスには同い年の男の子3人か4人(だったかな?)確かに少人数でした。
ちょっとあれ?って思ったのは、先生が年配の女性だったこと。
勧誘に来たのが若い元気な男性だったので、てっきり先生もお兄さんタイプの方が引っ張っていくのかなと勝手に思っていたのです。
体験をやっておけばよかったのですが、この時は教室オープン時には契約済みでした。
初日から中には次男だけ。
特にぐずることもなく入って行きました。
【耐えられなくなった先生の言葉】
それでも次男からは行きたくないという言葉はなく
毎週英語教室へ行き
帰りには教室から家への提案やお願いも特になく、しゃべりませんでしたという報告だけ。
だんだん
私の方が先生の言葉を聞き続けることが耐えられなくなってしまいました。
家では英語の教材で遊んでましたが、教室について何かを聞いたり次男が話しをしたか全く覚えてないです。
始めてから多分3ヶ月位経った頃、私から切り出しました。
【次男への問いかけ】
うん、じゃあやめよう。
ひょっとしたらこの時は英語の言葉を蓄えている時だったかもしれません。
でも何もしゃべらないというのは、次男の何らかの意思も働いていると思いました。
英語は長期間続けて意味があるものだろうから、もちろん引き止められました。
でも丁度、次男は先天性心臓病の手術入院が少し先に決まっていたので
その入院を口実に「しばらく通えなくなるから」と辞めることを伝え了承してもらえました。
【この時思ったこと】
結局最後まで次男はしゃべることはありませんでした。
もしかして…もしかしたらですが、先生との相性もあったかもしれない。
この後小学校から高校まで、次男のターニングポイントともいえる影響を与えてくれたのはいつも活発な男性教諭の時ばかりだったからです。
そしてもう一つ、教育理念がいかに素晴らしくとも、それが活きない場合もあるという事もこの時思った事です。
この英語教室、そして幼稚園での園長先生の面接時での話はとても心動かされました。
でも…誰もがそんな突然変異を起こすわけではない…。
もちろんちゃんとそれに沿った成長をする子もいると思います。
ただ私は、過度な期待を持たず、自分で出来ることをサポートしていこう、完全無欠な人間にならなくとも世の中には楽しいことがたくさんあるってことを教えてあげたいと思いました。
続く
◆今までのお話はこちらから
【言葉の遅れとやり直し育児】
★第1話 上の子優先の生活をしていたら…下の子の表情が乏しい、言葉が遅い?!
★第2話 息子は色が分からない?!育児のやり直しを決心した出来事
【我が家の幼児期事件簿】
~足の痛みが絶対安静へ!?~
★足が痛くて歩けない…。足の痛みが絶対安静へ!?~その1~【我が家の幼児期事件簿⑮】
★思いもよらなかった小児科での診断結果。足の痛みが絶対安静へ!?~その2~【我が家の幼児期事件簿16】
★絶対安静の娘と夏休みになった兄達はどう過ごす?!~足の痛みが絶対安静へ!? その3~【我が家の幼児期事件簿⑰】
作者:きたぷりんさん
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