若い夫婦に急にのしかかった借金返済、エンディングノートを書きたいママ友【私たちと終活⑧】 by 林山キネマ
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【そんな大金、返せるの?ただ不安ばかりの日々で】
仕事をたたんで相続を放棄するか、それとも仕事を続けて借金を返していくか…。
その辺りの決断については、ママ友のご家族もいろいろと考えたのでしょう。
ママ友の旦那さんひとりが、あえて『苦難の道』を選ぶことで、義父さんが残していった関係者すべてを守ったように思えました。
それについていくママ友、しかもこれから子供が生まれるというのに!
銀行と相談して調べてもらうと、売れる土地をいくつか持っていることを知り、それを売り返済の一部に。
この話を聞いて、よくよく考えるとママ友と旦那さんはどれだけ不安だっただろうと…想像するだけでも涙が出そうになりました。
「とても頼りになって優しい人だった」とママ友さんが語る、旦那の義父さん…こんな状況になるって知ったならどんなアドバイスを残してくれたのでしょうね。
借金の返済中も、二人は何度もケンカをしました。
本当に正しい選択だったのか?このままできちんと借金は返せるのか?
旦那さんもママ友を不安にさせないため「大丈夫だ」と言うしかないのです。
二人とも家族を支えつつ、並々ならない苦労があったと思います。
ママ友と旦那さんは銀行だけでなく弁護士さんの世話になったりしながらも、仕事を続け7~8年かけて全てのお金を返済したそうです。
借金を返済し終えたあと、旦那さん「短い期間だけど、燃え尽きたみたいになってた」と、ママ友は語っていました。それでも私は「人に迷惑をかけずに完済出来てすごいな」と、ただただ感心しました。
残された後もずっと「どうして欲しかったのかな?」と考え続けてしまう。
生きている間の考えを知れたなら、もっと違った対応が出来たかもしれない。
残された人が納得できる状況になったかもしれない。
そのために、書いて残しておきたい。
ママ友には娘さんがいます。
「それぞれ自分で選んだ人生を自由に歩んでもらうためにも、親のやり残したことで困るような状態になって欲しくない。」そう、強く思うようになったそうです。
自分が〈何か〉に書き残すことで残された人を守りたい、ママ友も私も、そう思っているのです。
次回は、私の義母さんの「終活」についての考えでびっくりしたことを。そして法律家の友達のアドバイスなど
☆続きます!
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