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“しつけ”と称して平手打ちをされた子供の頃の思い出。ママ友の話を聞いて思うことは…【大人は覚えておけない①】 by 渡部アキ

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彼女が話していたことは、

子ども側が小さい頃に受けた暴言などを大きくなって「こういうことを親に言われた」と本人に伝えても

大人側が全く覚えがなく、子どもが架空の話を作り上げて嘘をつくのは何故だろうかという内容でしたが、

それと全く同じことを、この話をした少し前に私自身が経験したばかりだったのです。

 

 

私は子どもの頃しつけと称して頻繁に平打ちをされていました。

時代もあったと思いますが「何故こんなにビンタばかりされなくてはいけないのか」と私自身が子ども心ながらにモヤモヤと恐怖心を常に抱いていたのを覚えています。

そして躾の体罰あるあるで、痛みと恐怖心でいっぱいになるため「何故叩かれたのか」という部分はほぼ覚えていません。

一部は覚えているのですが、それらは「こんなに私が悪いことをしたのだ」という反省よりも「え?こんなことくらいで叩かれるの?」という驚きの方で記憶しているという有様で、いかに体罰がしつけに意味を成さないかという事を身をもって体験したとも言えます。

 

 

この漫画では、私自身が親に過去のことを覚えてもらえていなかったという子ども側での視点でストーリーが進んでいきますが、

同時にすごく感じるのは、「私も一人娘に同じことをしてしまうかもしれない」という不安です。

 

体罰などはしませんが、育児には忙しさで無我夢中となりカッとして言葉を荒げてしまうことはあり得ることだと思います。

自分が無意識に子どもの心に突き刺さる言葉を吐いてしまうかもしれない…そのこと自体は、人は完璧ではないため可能性があることとも思いますが、子ども側から「あの時は傷ついた」と言われた時に「その時はごめんね」と言えるかどうか…。

自分自身がちゃんと覚えていられるか、反省できるかどうかが不安になるのです。

それは、自分の親がそうであったように、知り合いのママ友さんがそうであるように、「大人は覚えておけない」ことを目の当たりにしてきたからです。

 

続きます

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