
「そういえば小さい頃から叩かれとったもんね。3歳児神話が本当ならじゃあ仕方なかね、無理せんでよかよ」
これが私の想定していた母からの答えでした。
しかし、まさかの「父がそんなことするわけない」という返答で、私は困惑しました。
叩いていた本人が「忘れたい出来事」になってしまって、事実を無かったフリをしているのは分かるのですが、
母は「そこまでせんでよかやろう」と私を庇っていた側だったため、忘れているフリをしている訳がなく、単に年齢のことで引っかかっているのかな?と思いましたが…

驚くことに母の中で「叩いていた事実」自体が無かったことになってしまっていたのです。
自分が叩いていたわけではないのに、何故…?
1度や2度の出来事を覚えていないのなら分かります。
しかしこれは頻発していた体罰が数年間続いていたお話です。
人は約7年間の記憶を、体罰の事実のみサッパリと忘れてしまうことが出来るのでしょうか。それとも母が言っていることは父のための誤魔化しなのでしょうか。
この後、私は共通の記憶を持つ妹に連絡をし、二人してこの衝撃を共有するのです…。
続きます
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