授業参観中トイレに行きたいと伝えると…先生が呟いたひどい言葉【学校で先生に怒られてるなんて親に言えなかった①】 by あみな
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参観日の日、お母さん方もトイレにいて、普段より混み合っていました。
お化粧の匂いと、にぎやかな雰囲気を覚えています。
「これじゃあ授業に間に合わないだろうな」と思って、教室に引き返しました。
この頃、4年生の教室は校舎と少し離れたところにあったので、戻る時間も考えないといけませんでした。
トイレは校舎にしかありませんでした。
保護者たちのいる前で「汚い」と言われていますが、保護者たちにはもちろん聞こえていません。
でも、自分にとっては、「親も友達もみんないる前で先生に叱られた」というみじめな気持ちになりました。
たしかに、汚いし、授業中トイレに行くことがいいことではないとわかっていたので、
「汚い」と言われたことをわざわざ後で親に話すこともしませんでした。
「みんなの前で恥ずかしい思いをした」という、怖さだけが残っていて、
大人になっても、きちんとした集まりの時には、トイレに行きたくてもギリギリまで我慢しています。
頭では、「悪いことでも恥ずかしいことでもないし、そんなことで意地悪なことを言う人はいない」とわかっているのですが、気がひけてしまいます。
現在、息子の学校のように、トイレ休憩5分では授業の時間に間に合わないことがありそうな気がして心配になりました。
連絡帳を通して息子の担任の先生に伝えると、
休憩時間が短いので、授業中でもトイレに行きたくなったら(先生に許可をとれば)行っていいし、我慢はしないように話していると返事をいただきました。実際行っている子もいるとのことでした。
息子が「授業中は誰もトイレに行っていない」と勘違いをしていたようです。
その後、電話で話す機会があり、先生の対応も優しく、先生からも我慢しないように言ってもらえたので一安心しました。
話が前後しますが、
私は大人になって、ある時ふと「汚い」と言われたことがひどい言葉だったと気づきました。
すると、次々、他にもいやな扱いをされていたことを思い出したのです。
この頃は、先生が体罰で子どもを叱ることが当たり前の時代でした。
げんこつだったり、頭をパシッと叩かれたりすることはよくありました。
いくら体罰が当たり前だった時代でもビンタはひどい方でした。
現在では体罰が禁止されているので、今回のお話は体罰の思い出話ではなく、
学校という閉鎖的な空間で、先生と子どもの関係を親の立場になった私はどう見守っていけるのか、考えようと思って描きました。
小4の私はなぜ、ひどい言葉も、嫌な扱いにも、フタをしてしまったのか?を描いていきます。
読んでくださってありがとうございます。
続きます。
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