初めての育児は『完璧』に!気負い過ぎた私は母乳が出なくなったことがきっかけで…【思えば産後1ヶ月が一番辛かった⑥】 by 渡部アキ

自覚がなかったため、病院などで診察してもらうことも、もちろんありませんでした。
そのため、実際には当時の私が「産後うつ」だったかどうかは分かりませんが、その可能性もあっただろうなと今となっては思います。
「あんまり完璧にこなそうとしなくて良い」「育児はテキトーくらいで良い」という意見や情報は、先輩ママさんの実体験としてしばしばネットで拝見していました。きっとそれは、その通りなんだろうなとも分かっていました。
しかし、初めての子どもということもあり「テキトー」がどうしても出来ず、この時期は「完璧にこなさなければ」と無意識に考えて、自分に課していたと思います。
しかし、1ヶ月を過ぎて徐々に考えは変わっていきました。
奇しくもそれは「母乳が全く出なくなったこと」が逆にキッカケでもあったのです。
足掻き、悩み続けていると、ふと「どうにもならない」という諦めの感情がフッと湧いてきて、それを機会に色んなことから急に踏ん切りが着きました。
母乳が出ないのはどうにもならない。寝不足なのもどうにもならない。痛みも疲れもどうにもならない。赤ちゃんが寝ないのも、ミルクが飲めずに泣くのも、完ミになっちゃったのもどうにもならない。全ては、どうにかしようと思ってもどうにもならないことばかり。
するとその後、検索魔状態も終わり、謎の漠然とした不安もスッといつの間にか消えていったように思います。
育児だけではありませんが、新しい環境に於いては、頻繁に超えるべき「山」が現れます。
その山を越えるため、頑張ってこなし登頂することも大事ですが、時には山に登らずに迂回し、諦めることも大切なのだと感じました。
そう思うと、産後は色んな事象が起きども、私の場合は、最終的には気持ちの問題が大きかったようにも思います。
次回最終回!
続きます
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