療育園でできた心を開いて話せる友人-『息子は自閉症。ママのイラスト日記⑲』
こもたろの発達障がいに気付いたときから、今思える、よかったこと。
それは心を開いて話せる友人ができたこと。療育園にいる、同じ障がいを抱えた子供をもつ親御さんたちです。
我が子こもたろは、療育園入園当時すさまじい子でした。こだわりは人一倍。すぐパニックを起こす。しかも激しく長い。言葉は全く話せません。活動中は走ってるか、回ってるか、ロッカーの中に入ってるか。みんなの邪魔になるのが本当に申し訳なくて、先生にも申し訳なくて。
そんなこもたろを見て、療育園に通うお母さんたちは笑って見守ってくれました。こもたろが私の肩に乗って立っているのを見て「たろくんのバランスすごいねー!」
こもたろがグルグル回ってるのを見て「うちの子もよく回ってるよ。回るの好きだよね。」
こもたろを受け入れてくれている。
それまで何をするにも愛想笑いだった私。我が子があまりにも不思議な行動を取るものですから、周囲からいろんな目で見られました。そういうことに疲れてしまって、自分から壁を作っていたのですね。そんな私が、だんだんと心から笑えるように変わっていきました。
療育園のお母さんたちとは、この知育玩具が良かったとか、こういうサポートの仕方があるなど情報交換をしたり、お互いの子供の成長を心から喜んだり、時には「こんな辛かったことがあった」と、共に涙を流しながら語ったり。
療育園での私は、素になれます。
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心を開いて話せる友人がいるから。
障がい児を育てていると、孤独になりがちな気がします。だんだんと足が遠のいてしまう、支援センター。他の子と違う?と思うようになり、同月齢の子にどんどんと追い越されていく発達、差は広がるばかり。そして迷惑をかける我が子に耐えられなくなり...。
私もそうでした。
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子供とずっと一緒。一緒に見てくれる親などが近くにいればいいですが、うちは違いました。昼間はこもたろとのふたりきりの生活(上の子は幼稚園に行っていたので)。
療育園に通うようになり、そして友人たちとの出会い。きっと、みんなとの出会いがなければ、今の私ではなかったと思います。
もしかしたらと、今ひとりで悩んでいるお母さん。是非、何かアクションを起こしてください。何でも話せる友人、場所を見つけてください。どの親にも共通して言えるのは子供が可愛くて仕方ないってこと。これは障がいの有る無しに関係なく、どの親もそうですよね。
可愛い我が子のために、そしてあなたのために。
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あなたとお子さんの道が開けますように。
~続く。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。