産後1ヶ月、里帰りから戻った妻だったが、早速夫の両親が泊まりに来ることになった。
疲れが残る中での来訪に戸惑いながらも迎えた当日、義父母と夫は賑やかに食卓を囲む。
一方、妻は泣き止まない赤ちゃんを抱え、静かな寝室に身を寄せていた。
その夜、家族の温度差が浮かび上がる ――。
【本編】
赤ん坊の泣き声に、あいつは毎日ピリピリしていた。
疲れているのはわかるが、正直なところどうしてそんなにイライラするのか理解できない。
そんな時、久しぶりに父さんと母さんが来てくれることに。
明るい雰囲気の中にいれば、あいつの表情も少しは和らぐと思っていた。
実際、両親は楽しそうで、俺のことも褒めてくれた。
久しぶりに『家族で笑い合える時間』を感じて、胸の重さが軽くなった。
……でも、あいつだけは愛想もなく二階にこもったまま。
母さんは「お疲れなのよ、手伝ってあげてね」と優しく言ってくれた。
あぁ、やっぱり母さんは強い人だ。
全部ひとりでやって、それでも笑っていた。
できることなら、あいつもそうなってほしいんだけど……。
こんにちは!
この漫画は、フィクションを含んだ実話になります。
モラハラの現実をリアルに描いていきます。
ある日、突然家を出て行った妻。
しかし残された夫には、全く心当たりがない。
一体、家族の間に何が起きたのか。










