第4回「機関銃のように喋り続け、嘘をつくのは、頭の回転の速さと戦略の才能の芽」〜叱らないで!その短所、お子さんの才能です〜文:小鳥遊 樹(たかなし いつき)  イラスト:air(エア)


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 - しつけ, 子育て, 小学生, 幼児, 教育

   

※こんにちは、小鳥遊 樹(タカナシ イツキ)です。
これはお母さん達の子育ての悩みを、
会話形式で説明・解決していく子育てコラムです。
文中のエピソードや登場人物は、
筆者の経験を元に個人情報がわからないように変えています。
あらかじめご承知ください。

 

【お母さまの子育てのお悩み】

?:「どうしてうちの子っておしゃべりが止まらないのかしら?
話したい気持ちは分かるけど、
ずっとマイペースに話し続けていて聞いている方が疲れてしまうの。
そんなに深刻な話ではないけれど、ちょこちょこ嘘もつくのよ。
毎日、毎日叱りきれないんですけど…」

 

T:「待って待って、叱らないで!
その短所、お子さんの才能ですよ。」

 

?:「あらイツキちゃん。
うちの子のおしゃべりは才能じゃないわよ。
単純にうるさいだけなの。
所構わず、たわいも無いことを思いつきでずっと喋っているの。
こちらの都合なんてお構い無しよ。
否定しちゃいけないって思うから付き合うけど、疲れちゃって。
お友達に対してもそうなのよ、嫌われないか心配だわ。
“他の人だって話をしたいと思うの。空気を読みなさい”って言うのだけど。」

 

T:「なるほど、確かにそれは心配です。」

 

?:「そうでしょう?
嘘をつくのもね、本当に困っているのよ。
今はそんな深刻な嘘じゃないんだけど、でも良くないでしょう?
“嘘つきは泥棒の始まりだよ”って教えるのだけど、
なんかピンときていないっていうのかなぁ。
ああ、もうどうすればいいのか分からない。
とにかく問題の多い子なの。」

 

T:「いえいえ、そんなことはありません。
むしろ才能の多い子ですね。
大切に育てると頭の回転が早くコミュニケーション上手な才能と、
戦略や策略を練るのが上手な、軍師的才能になります。

【小さいうちは短所として現れるその才能】

?:「えー?そんな大層なものじゃないわよ。
おしゃべりで調子の良い、嘘つきって感じ。」

 

T:「そうなんです。この短所を持つお子さんは、
非常に頭の回転が早くて、
会話と並行して自分の考えを組み立てていくような才能がある
のです。
あまり人の意見を聞いている余裕がないのですね。
回転している頭脳を止められることに、苦痛に感じるのですよ。

 

だから話していることを文章にしなさいっていうと、
鉛筆を握りしめたままピタって止まっちゃいます。
頭の速度と手の作業のタイムラグにも困惑するようです。
この才能は営業のような仕事や、
取引などの説得力のある言葉が必要な場面で発揮されるのですよ。」

 

?:「確かに!言っていることはたまに面白いことも言うのよ。
私には興味のない、どうでも良いことが9割なのだけど。
“すごいことでしょ?”みたいにずっと話していても、頷いてあげられなくて。
そんな面白いことを言うなら日記に書けば?と言うと全然書けないのよ。
前からどうしてなんだろう?と不思議に思っていたの。
なるほど、そう言うことか!」

 

T:「22世紀向きの脳ですよね。
AIに向かって話しかければ、
同じくらいのスピードで文字化して処理してくれるでしょう?
素晴らしくハイテクな脳だなと思って見ています。

 

嘘をつくのも相手を錯覚させて、ことを有利に運ぶのに役に立ちます。
窮地に陥った時に、相手に顔色を読ませない勝負師として必要な能力です。
その才能を花開かせる修行をしているところなんですよ。
素晴らしいお子さんでしょう?」

 

?:「マシンガントークは未来を歩く脳なのね。
確かに、昔よりそういう人って増えている気がする。
AIの処理技術がどんなに早くなったって、
命令する方が遅いんじゃ困るものね。

 

でも嘘の話は褒められない、だって悪いことじゃない。」

 

T:「そんなことはありません。
綺麗事や真面目なだけでは渡っていけないことが、
世の中にはたくさんあります。
悪いことに使うか良いことに使うかは、
その才能を叱られたか褒められたかによって変わってくるのですよ。」

 

?:「え?今なんて言ったの?」

 

T:「お子さんが大きくなって、
その才能を生かすも殺すも、愛情のかけかた次第ですと申し上げました。
嘘をつく才能を叱ると、悪いことに使う大人に育つ可能性があります。

 

?:「ええっ?
叱ると悪くなるってどういうこと?
ちょっと、頭が混乱してきました。
謎解きみたいですね。」

 

【才能の伸ばし方】

◆才能の芽だと気付いた出来事

T:「私がこの短所が才能の芽だと思った、
きっかけを聞いていただけますか?」

 

?:「はい、ぜひ聞かせて下さい。」

 

T:「アトリエにも機関銃のように喋るお子さんや、
嘘をつくお子さんは結構たくさんいました。
話がオーバーランすると、
つじつまの合わないところって出てくるでしょう。
ごまかしたり嘘をついたりということとセットになるみたいで、
面白いなと思って見ていました。

例えば作り話とかゲームの点をごまかしたのを知ってはいても、
嘘つきとかずるいと責めたりはしなかったのです。」

 

?:「面白くないでしょう?
イツキちゃんは教育者なのだから、ちゃんと正さなきゃダメじゃない。」

 

T:「そんなことはありません。
私だっていっぱい嘘をつく子どもでしたから。
子どもって、現実とイメージの境目を生きているのです。
小さな子が“お月様が笑ったよ”とか、
“雲に乗ってどこまでも飛んでいくの”と言えば、
可愛いって思うでしょう?

でも大人である私がそう言ったら、
“危ない人だな”とか“距離を置こう”って思うじゃないですか。」

 

?:「それは確かに。」

 

T:「アトリエで子どもたちに夢見たいな話をすると、
とても喜んでくれます。
“魔女になりたいの”とか“アイドルになりたい”っていうと、
“絶対なれるよ、応援する”って。
それを嘘つきだとは言わない訳ですよ。」

 

?:「それって、心の中ではドン引きしているとかじゃなくて?」

 

T:「外側の世界を把握するほどに、ドン引きしていくと思います。
“そんなことができる訳がない。”、
“そんなこと嘘だ。”って思えばですね。
つまり大人は叶うわけがないと思うわけです。
でも子どもにそういう壁はありません。

 

得体の知れないイメージを形にしていくことが、
人の生きる使命でしょう?
自分にならできると思い込む、“根拠のない自信”ですね。
だから子どもほど嘘が多いものなのです。」

 

?:「もっと具体的に説明してもらえますか?」

 

◆嘘の必要性

T:「例えば50年前に小さな子が、
“私は電話を小さくしてポッケに入れて持ち歩けるようになるの。”って言えば、みんな嘘つきだと思うでしょう?
でも今それを聞いたら、“あったりまえじゃない、何を言っているの?”ってなる。
30年前に“運転席でご飯を食べながら、目的地に勝手に着いちゃう車作るの。”って言ったら、
“馬鹿馬鹿しい、そんな危険なことができるわけがないでしょう?”ってなるけど、
今は形になりつつありますよね。

世の中の全ての人が“嘘だ”って思ったら、
イメージって形にならないんです。
子どもは未来に進化していく種をもともと持って生まれてきますから。
だから子どもの虚言癖やごまかしを非難してはいけないのです。

 

私の場合は、
あるお子さんから自分のでまかせな言葉を励ましてもらいました。
それで作家を目指すという、
“嘘から出た誠”状態を経験しているんです。
だから嘘って必要なんだなと。」

 

?:「なんかイツキちゃんの話って説得力があります。
イツキちゃんだと今からでも魔法使いやアイドルになりそう。」

 

T:「なんて素晴らしい。
やっと頭が柔らかくなってきましたね。
そうなんです、
嘘や夢やファンタジーのないところに、
発展とか進化とかってないんですよ。
発明や理解も生まれません。
ずっと同じ価値観の中を安全だって思って、
ぐるぐるしていることになります。

 

今までの価値観の中にとどまるって安心だけど、
それは誤解も解けなければ、
争いもなくならない世の中ってことになります。
どこかでそれに気が付いたら、
大人も子どもも関係ないんですよ。
可能性は無限大に広がります。」

 

?:「なんか、壮大な話になってきました。
大人が“これはこうなんだ”と常識を説明すればするほど、
その可能性の種が発芽することがなくなるの?
今ある価値観の中でしか、
ものを考えない人間になるってことですよね。」

 

T:「すごい!よくそう繋がりますね。
私の説明する手間が省けました。」

 

?:「あはは、褒められちゃった。」

 

T:「おしゃべりも嘘つきも未来脳って思うと、
お子さんの見え方が違ってきませんか?」

?:「すごく違ってきました。
小さな子やイツキちゃんの嘘が、
才能の芽という話は理解できました。
嘘を叱ると嘘をつく大人になるという話が腑に落ちません。
もう少し説明してください。」

 

◆嘘をつくことはどんな才能につながる?

T:「嘘が上手な大人になったら困りますよね。
どうして困ると思いますか?」

 

?:「どうしてって、嘘つきは泥棒の始まりじゃないですか?
人にだって信頼されないでしょう?」

 

T:「全くその通りです。
犯罪にも結びつきやすいし、
嘘つきは家族にも信頼されないから孤立しますよね。」

 

?:「その通り。
許してはならないでしょう?」

 

T:「そうですよね。
おそらく、嘘をついている本人も混乱すると思うのです。
どうして自分って嘘をついちゃうのかな?って。」

 

?:「大人になって嘘をつく人は心が弱かったりずるかったり、
自分の都合しか考えていないって感じですか?」

 

T:「でも、大抵の場合は嘘って見破られちゃいますよね。
特に子どもの場合は嘘ってわかりやすいですよね。」

 

?:「確かに。
それで、よく怒ってしまいます。
ロクな人間にならないよと。」

 

T:「嘘をつくのは素質だという前提にします。
本人に悪気はありません。
嘘をつく能力を大人になって才能に変えるとしたら、
何に使えると思いますか?」

 

?:「詐欺師になるしか思いつかないんですけど。」

 

T:「普通はそうですよね。
マイナスなイメージばかりになります。
でも世の中ってそんな綺麗事ばかりで済まないことって、実は沢山あります。」

 

?:「騙すことが必要なるってことですか?」

 

T:「騙すというと犯罪のイメージが強くなるじゃないですか。
役に立つとか喜びに使うならば、どんなことに使えるでしょう?」

 

?:「騙す=役に立つ。
トリックとかですか?」

 

T:「お、素晴らしいですね。
トリックだと役に立つというか、楽しませる感じですね。
頭が働き始めました。」

 

?:「推理小説でも、そういう才能って使えそうです。」

 

T:「ライアーゲームも、一時期とっても流行りましたよね。
あれを考えられるって、ものすごい能力だと思いませんか?
騙すってサプライズやイリュージョンでも必要な要素です。」

 

?:「確かに。
そういう素質がなかったら、およそ思いつかないことばかりです。」

 

T:「映画などにもよくありますよね。
敵の裏をかいて脱出するとか。」

 

?:「そう言われてみると、
裏を読む、裏の裏を読む感じでよく使われることですね。
そうか、だから軍師みたいなって言ったのね。」

 

T:「そうなんです。
情報戦とか先見の明とか、人の考えの逆を行くとか。
この素質をもっている子たちは、
そういった才能へと昇華することが可能です。
オセロみたいに敵と味方がパタパタひっくり返るとか、
ドミノ倒しみたいに真相が明らかになるとか大好きですね。」

 

?:「確かに。
どこからそんな情報を仕入れたの?と、
思うようなことを知っていて時々びっくりさせられます。」

 

T:「真面目で正直ものだったら、
必ずしも人生がうまく行くわけではありません。
そうではないことって世の中には沢山あります。
嘘をつくというよりも、本当のことを言ってはいけないとかね。」

 

?:「あー、政治とか経済に多そうです。
機密保護とかスパイ活動など、
綺麗事だけでは済まないことってありますよね。」

 

T:「誰もが嘘をつく必要がない世の中になればその方が良いでしょう。
でも人間である以上、
欲とか毒とか悪に全く無関係でもいられないのです。
人の考えの裏をかくや騙しても利を得るなど、
法に触れない範囲でそういう要素が必要なことも沢山あると思うのです。」

 

?:「企業買収や株式市場なんかも戦いですものね。
先見の明をもって動くのは必要ですよね。
馬鹿正直にみんなに教えてしまっては利益になりません。」

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第7回「神経質で理屈っぽいのは、論理的で冷静であることの才能の芽」 〜叱らないで!その短所、お子さんの才能です〜  文:小鳥遊 樹(たかなし いつき) イラスト:air,(エア)

 

T:「そう、企業戦士には顔色を変えない度胸も必要なのです。
心の内を見破られない能力ですね。
そういうのって、
ドラマや映画では面白がってみんな見るじゃないですかね。」

 

?:「そう言われてみればそう。
嘘がバレないかドキドキして見ています。
子どもにだけ“清く正しく美しく”を求めても、
無理があるってことですよね。」

 

T:「節税などもそういう部分ってありますよね。
社会では綺麗事じゃない部分で、嘘が必要なことがあるのです。」

 

?:「確かに。
どうやって法に触れないで、
税金の対象にならなくするか頭を使ったりします。」

 

T:「そういう資質がないと考えられないものなのです。」

 

?:「損をしないことにも使える才能ということなのですね。」

 

T:「素晴らしい理解力です。
だとすると、もしお子さんの嘘を叱ってしまうとどうなると思いますか。」

 

【才能の特徴と対処法】

◆嘘を叱ると…

?:「えーと。
真逆になるんでしたよね。
余計にウソをつくようになるってことですか。」

 

T:「正解です。
お子さんご本人にはホントに悪気はないんです。
でも、そこを悪い奴だと突っ込まれるとどうして良いかわからない。
罪悪感を持って、自信の無い人間になります。
だから得意なウソで上塗りすることになるんです。」

 

?:「それは困ります。
だからと言って褒められもしないじゃないですか。
どうすれば良いの?」

 

◆嘘をついた時の対処法

T:「そこは突かないことです。
悪いことだと攻撃し、追い詰めないようにします。
そうではなくて能力を使って、
自分が楽しめて人を楽しませる方向にもっていくように導きます。」

 

?:「手品を披露するとかってことですか。」

 

T:「“ホントに騙すのが上手だね、参ったなぁ。”とか、
“あなたの能力って沢山の人を楽しませるのに使えるのよ。”とか、
話してあげてください。」

 

?:「同じウソつきな資質をもっていても、
犯罪に使うか世の中の役に立つために使うかは親の愛情次第。
そういうことですね。」

 

T:「愛されて育ったら、人を傷つけ騙そうと思いません。
否定されて攻撃されたら、得意なことで攻撃し返しますよね。」

 

?:「なるほど、確かに。」

 

T:「人を陥れることでどれだけ自分の人生にマイナスになるか?
その理性があれば、才能を悪用しないものです。」

 

?:「それは能力があればあるほど、
しっかりとした知識や徳を伝えることが必要になるってことですね。」

 

T:「おっしゃる通りです。
素晴らしい。」

 

◆おしゃべりが止まらない時の対処法

?:「おしゃべりの方はどうすれば止まるんですか?」

 

T:「これがね、止めるのはとっても難しいんです。
私もたくさん経験がありますからよく分かります。
でも、怒らないというところだけ意識して頂きたいの。」

 

?:「罪悪感になっちゃうからですね。」

 

T:「その通りです。
本人には悪気のかけらもないんです。
何しろ才能ですから止まらないの。
でも周りからすると、本当に対応に苦慮しますよね。」

 

◆おしゃべりを叱ると…

?:「おしゃべりも嘘も、
どんなに叱っても、またその端から始まってしまうことに頭を抱えていました。
そう言うことなら、もう少し温かい目で見守ることができそうです。
マシンガントークを怒ってやめさせるとどうなっちゃいますか?」

 

T:「自分の言っていることを、
誰も分かってくれないと思う人になっちゃいます。
ずっと欲求不満状態なので、
相手を変えてはマシンガントークを繰り返し迷惑がられる人になります。

 

?:「それ、めっちゃ困るパターンです。」

 

【才能を叱って枯らしてしまうと…】

T:「それだけで済めば実害はないけれど、
この才能が愛を感じずに自分を否定されるとどうなるでしょう?」

 

?:「この才能を使って、
世の中に仕返しをしようとするってことですか?」

 

T:「だから詐欺の電話とかトークが上手いし、
考えることが鮮やかじゃないですか。
よくそんな嘘を考えつくものだ。となりますよね。」

 

?:「ネットの中に溢れる様々な犯罪行為も、
愛を受けられていない人の才能の表現ってことですか。」

 

T:「良い想像力ですね。
自分を幸せに感じられない人って、
自分の才能を使って人を幸せにしようって思えないのですよ。」

 

?:「だから、悪用して“自分はホントにすごいんだぞ”を示してしまう。」

【才能の伸ばし方のアドバイス】

T:「はい、だからこそエネルギーの発散をして、
才能に昇華してあげる必要があるのです。」

 

?:「話をさせると言うことですよね。」

 

T:「そうですね。
無理に才能にしようと話を組み立てさせると、
苦手意識がついちゃうんです。
かえって混乱するの。
子どものうちは、訳のわからないことで良いのです。
遊びの中でがんがんお話ができるようなこと。
TPOで制するのが仕方ないとしても怒らない。
場のルールを覚えることも必要ですから。
ずっと話しかけられることを、
苦痛に思う人がいることを伝えるのも大切です。」

 

?:「なるほど、
そうすればちゃんと空気を読める子になっていくのですね。」

 

T:「いえいえ、そうはなりません。」

 

?:「はああ?ならないんですか?」

 

T:「尖った才能を持つ子ほどならないですね。
ずっと喋っています。
周囲のルールに合わせるのに時間がかかるのです。
その間に攻撃するのではなく、
才能に昇華させる為の地道なアプローチが必要だと思います。」

 

?:「なるほど、そうしていくとどんな活躍の場があるんですか?
今までイツキちゃんに教えてもらったのだと、
推理小説作家や手品師や企業戦士みたいな感じでしたね。」

 

T:「はい、そうですね。
キーワードは“次から次に頭を働かせる。”“言葉が巧み。”“人を巻き込む。”
どんなことがありそうですか?」

 

?:「えーと、お笑い芸人さんとかどうですか?
エンターテイメントやバラエティ、
会議の企画とか、プロデュースとかも得意そうです。」

 

T:「素晴らしいです。
そうなんです。
この才能を持っている人って、
お一人様ブレーンストーミングができるのです。
しかも話せば話すほど進化形になっていくの。
時代の空気を読む力も人一倍あると思います。」

 

?:「じゃあ、バイヤーとか商社のお仕事も向いていそう。」

 

T:「いいですね。
司会や地域振興のための役人とか同時通訳、映画監督や実況中継と、
どんなスキルを身に付けるかによって可能性は無限大なのです。」

 

?:「なんだか今まで気が重かっただけなのに、
途端に夢が広がったような気がします。」

 

T:「そう言って頂けると、お話しした甲斐があります。」

 

【発散方法】

?:「このエネルギーを発散する方法はありますか?」

 

T:「頭の回転に周囲がついていかれないので、
コミュニケーションが難しいのです。
ゲームやマジックなどはどれも喜んでくれると思います。
叱責調で終わらせないことが大切です。
“うるさいから黙れ”ではなく、
“本当に頭の回転が早いんだね”と認め褒めてあげてください。」

 

?:「訳のわからないことを言っていても、攻撃しないでしたね。」

 

T:「そこ、大事なポイントです。
抑えてくださってありがとう。
頭をフリーズさせてはいけないのです。」

 

?:「そうかと言って、所構わず喋られても困ります。」

 

T:「そうですね。
ルールを教える必要はあるのです。
ここは聞いているだけにして。とか、
話をやめていてね。と、優しく教えます。」

 

?:「自信がありません。」

 

T:「私もそうですよ。
つい強い口調で抑えにかかります。
でも、後でフォローを入れることは忘れません。
あなたのどういうところが素晴らしく、
どんなふうに伸びる可能性があるかについては話します。」

 

?:「諦めない、めげないということですね。」

 

T:「そうです。
5月に新緑がキラキラと輝いて、
ざわめいているようなイメージなのです。
だから野菜や花を一緒に育てたり、
ハーブの知識を入れたりしてあげるのも楽しいと思います。
自然に触れさせて癒しを入れながら、
トンチや謎解き、脱出ゲームとか、しりとり、連想ゲーム、迷路など
頭を遊ばせる知識を教えてあげてください。
不思議さや華やかさのあるものが、より好きだと思います。」

 

?:「お金がかからずにできそうなものがいっぱいありますね。」

 

T:「はい、
アトリエではこの才能には早口言葉やボードゲーム、
カードゲームをお勧めします。
スピードとかウノとか。
素早く切り替わるようなものがより楽しめると思います。
工作でいうならコリントゲームとか迷路ですね。
絵なら、アクリルメディウムを使って遊ぶのは興味を持ってくれるはずです。」

 

?:「それなら家でもできそうです。」

 

 【お母さま達へのエール】

T:「この才能を持つお子さんのお母さまは、
お子さんの頭の回転の速度についていくのに、
疲れてしまって大変です。
けれど根気強く育てると、
素晴らしい多彩な可能性を秘めた才能になります。
だから、是非この才能を育てる子育てをしてみて下さい。」

 

?:「なるほど!よく分かりました。
今まで叱ってごめんね。と、子どもに謝ります。
イツキちゃんありがとう!」

 

T:「こちらこそ!
話を聞いて下さってありがとうございます。
お子さんが心身ともにそばにいてくれるのは、
高学年になるまでの10年くらいであっという間です。
限られた時間を楽しくご一緒に過ごして下さいね^^。」

 

 

〜叱らないで!その短所、お子さんの才能です〜

第4回「機関銃のように喋り続け、嘘をつくのは、
頭の回転の速さと戦略の才能の芽」を、
最後までお読み頂き、ありがとうございます!

 

聞いている方がグッタリするくらい喋り続け、
お調子者でついつい大げさに話し勢いで嘘をつく。
そんなお子さんを正直者で落ち着いた言動が取れる子にしようと、
今まで一生懸命に叱ってきたお母様。
うんざりしても卑怯だと思っても、
叱らない方が良い訳をお分かり頂けたでしょうか?

 

このコラムでは叱らなければいけないと思っている短所の多くが、
どんな才能に成長するかをお話しさせていただきます。
次回は優柔不断ですぐへこむお子さんの才能です。

 

ついついイラついたりムカついたりして怒ってしまうような、
お子さんの問題行動や直らない癖。
そんな短所に困っているお母様は、
「これってどんな才能なの?」と、質問してくださると嬉しいです。
出来るだけ状況を詳しくお書きくださいね。

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