インフルの夫と生後2か月の娘と一つ屋根の下に暮らした結果…うずまく黒い心【夫婦で育児を見つめ直した話②】 by 青鹿ユウ

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こんにちは!青鹿ユウです。

◆前回のあらすじ

里なし手伝いなし夫婦2人きりの育児!冬生まれの娘に忍びよるアレの恐怖…【夫婦で育児を見つめ直した話①】

 

娘が生後2ヶ月の時のこと。
オット君まさかのインフル確定!( ;∀;)

 

【私が最終防衛線!】

ふーみんは生後2ヶ月。当然ふーみん自体になにか出来ることはなく
全て大人が守ってあげるしかないお年頃。

それなのにオット君も私も妊娠出産のバタバタでインフルエンザの予防接種をしておらず…。

そう…我が家はインフルエンザに対してあまりにも無防備でした。
冬生まれだってわかっていたのに!!しくじったーー!!!( ;∀;)
せめて私だけでも妊娠中、インフルエンザの予防接種しておけばよかった…っ。

そして、たとえふーみんをインフルから守れたとしても、私にうつってしまっては大変。オット君も私も倒れてしまってはふーみんのお世話できる健康な大人がいなくなってしまう!
なので、私に出来ることはたった一つ…!それは……!!

 

【徹 底 的 !家庭内隔離】

幸い(?)自宅で仕事をしているので仕事部屋(という名のただの部屋)があります。オット君は治るまで仕事を休み、仕事部屋で寝起きしてもらうことにしました。

布団を仕事部屋に運び込み、家族共有スペースの台所やリビングには極力近寄らせず。食事、水分、薬、etc…必要なものはすべて私が仕事部屋の前まで運びました(ドアの前においておくスタイル)

私もオット君と接するときはマスクをしっかりして、仕事部屋のドアノブやオット君が食べ終わった食器やお盆などを触ったらインフルエンザにも有効と書いてある除菌スプレーで触れた所をシュッシュ。
ふーみんと過ごすお部屋のドアノブなども出入りする前にシュッシュ。

マスクも一回オット君と接しただけで贅沢な使い捨て(そのために大容量パックを買いました)

加湿器をもうもうに炊いて熱帯雨林か!というぐらいに加湿!加湿!!加湿!!!そして換気も大切と聞いたので時々換気&すぐ加湿!

 

【徹底的に近寄らせないぞ!(物理的な意味で)】

相手は見えないウイルスなのでどれだけ予防、対策をしても不安で不安で。

もし、万が一私がインフルエンザになってしまったらふーみんのお世話をして良いのだろうか?

やっと少し出るようになった母乳はあげても良いのだろうか?

うつっちゃう??

高熱でもお世話できるの???

 

……万が一ふーみんにうつってしまったら……。

2ヶ月の赤ちゃんがインフルエンザにかかったら……?

私達は、誰も頼れないのに…。

想像するとゾッとして夜も眠れませんでした。
うつってもいないのに「インフルエンザ 生後2ヶ月」とか「インフルエンザ 母親」など検索してはドキドキハラハラして「近寄るな!!!」とオット君ごとばい菌扱いしておりました…。

……徹底的すぎるほどに、相手を思いやる気持ちもなく……。

少しでも物理的な距離を取るしかその時の私には安心できなくて…。

 

【なにも言わなかったオット君】

あからさますぎるほどばい菌扱いをしていた私なのですが、それに腹を立てることもなく、すねることもなく、ふーみんのお顔を見たいと主張するわけでもなく(いや、言っていたのですが、私が絶対に会わせず毎日同じ屋根の下で写真を送信してました)。

トイレに立つ以外はほぼ部屋にこもってひたすら休んでいたオット君。
普段だったら少し体調がよくなれば「もう平気かも~」とテレビを見にリビングに出てきそうなものですが、なにも言わず、寝起きしている仕事部屋で起きて遊ぶこともせず、ひたすら、ひたすら、温かい恰好をして寝て処方された薬を飲み、また寝て…。

物音ひとつせずひっそりと体力を温存してました。

オット君がそこまでしているにもかかわらず、私がその時思ったことと言えば…

 

【なんでインフルなんかにかかるのよ!】

夫婦2人で育てようと決めた時から、産後はとにかく家事は控えようと思い
ネットスーパーや宅食を使い、ふーみんのお世話だけに力をそそぐ環境を整えていました。

なので帝王切開の傷とふーみんと自分の母乳の出の心配だけしてほぼ引きこもっていたのですが、オット君がインフルになったことにより病人が食べやすいもの、脱水などにならないように…などこまごまとお店までいって購入しなければならないものが増えました。

出来たらふーみんをお外には連れ出したくはなかったのですが家に置いていく選択肢はないので、まだ首の座らないふーみんを抱っこ紐で連れて
必要最低限、ささっと買い物に出る日々…。

我が家は車もなく、ベビーカーもまだ購入してなかったので徒歩での買い物。

産後ぼーっとする頭をたたき起こし、まだまだ痛むお腹の傷をみないふりをし、ふーみんに負担を極力かけぬよう…。

私は「なんで今なんだよ!!」としか思えなくなってました。
むしろこんな時に寝ていられる環境整えてあげる私えらい!ぐらいに考えていたのです。

…看病ってそういうものじゃないのにね。

そして、育児を2人でするって決めて2人でここまで頑張ってきたことを、
夫婦で育児をするにあたって「すごく大切だったこと」をすっかり忘れていました。

 

【ワンオペできるようになりました…?】

一応、2ヶ月ぐらい赤子と一緒にいると少しずつはお世話も慣れてきます。
細かい困りはまだまだ多いものの、一通りふーみんの生活は回してあげられるようになっていて

「…ふむ。オット君の手をかりずとも私出来てるじゃん?」

と思うように。

うん!ふーみん困ってないし!なんだ私出来るじゃん。育児1人でもやれるじゃん。ちょっと忙しいだけで困ることなんてないじゃん?

夫婦2人だけで育児をするって言ったら保健師さんからすごく心配されたけど
夫婦2人どころか私1人でも回ってるし看病までしてるよ!

…そう思うようになってました。

私にとって育児が「子どもの生活を回す」だけのものでないことを忘れて…。

そう…しくじり真っただ中にいることすら気づいておらず…ここから私に襲い掛かってくるのです…。

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◆前回のお話はこちら

里なし手伝いなし夫婦2人きり育児!冬生まれの娘に忍びよるアレの恐怖…【夫婦で育児を見つめ直した話①】

⇒作者:青鹿ユウさん
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