ラミナリアの激痛にも耐え、弱音も吐かずに頑張った結果…こんな事になるなんて!【初めてのお産編⑥】 by さやけん
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20時間以上経っても進まない陣痛、その時医師から告げられた言葉は…【初めてのお産編⑤】
「ラミナリア」の痛みに耐え、
入院から20時間、声を殺して陣痛と戦っていましたが、一向に開かない子宮口。
そこで担当医から告げられたのは、「このまま朝まで待っても進展がなければ、緊急帝王切開になる」という言葉でした。
自分1人で聞くわけにはいかないと思った夫が、
一旦私たちの家に戻り休んでいた実家の父母に連絡を入れました。
気になって眠れなかったという父と母。
話を聞き急いで病院に来て、再度担当医の話を聞きました。
「あんなに痛みに耐えて、弱音も吐かずに頑張っていたのに…」
「私がもっと、安産できる体に産んであげられていたら…」と
私に気付かれないように泣く母。
夫も、
「それなら、もう痛みに耐えるさやけんを見るのは辛いし、かわいそうだから、すぐに切ってあげて欲しい。なんであと6時間も耐えさせるんだ。」
と思っていました。
私は私で、
「せっかくここまで頑張ったのに。
どうせ帝王切開になるなら、はじめからこんな痛み感じる必要なかったのに。
あのラミナリアの激痛はなんだったの?あんなに、あんなに辛かったのに。
頑張ったのに。なんで。なんで?」
と頭の中をぐるぐると回っていました。
出産に挑む際、「絶対に弱音は吐かない」「痛いと言わない」「助産師さんと担当医の言うことをきちんと聞く」と心に決めていたのに、
とうとう、ただ、一言、弱音を吐いてしまったのでした。
つづく…
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