家庭内のピリピリした雰囲気から形成されていった不安感【めいの妙な癖!育つ環境は癖を作る②】 by めい

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【我が家の人間関係】

第1回ではお伝えしていませんでしたが、我が家の不仲は嫁姑だけではありませんでした。
父と祖父(先ほど紹介した耳たぶの祖父ではありません)も、これまたとても不仲だったのです。というか父が祖父を一方的に嫌っていたと言った方が正しいかもしれません。
若かりし父が大学を希望した事を却下し、全く興味のなかった家業を継がせた祖父。下の妹たちには自由にさせ、父だけ「男だから」と聞く耳を持ってくれなかったんだそうです。
そういった過去をずっと許せなかった父は、テーブルを囲み一緒に食事をする際、毎日毎日飽きもせず祖父を睨みながら本人に聞こえるか聞こえないか程の小さい声で祖父へ文句を言っていました。
祖父は祖父で過去に自分が息子に何をしたのか忘れており、なぜ自分がこんなに嫌われているのか分からない?と言った感じでした。祖父…。

父から出る負の言葉をBGMかのように聴きながら食事をしていた子供の私たち。

 

【不穏な雰囲気にならないように】

こういう生活が続くと、どう考えても暗く歪んだ性格になっていきそうな感じがしますが、意外や意外。
私はとてもお喋りで活発な子に育っていきました。

と言うのも、家の雰囲気がピリついた雰囲気になるのが嫌でたまらなかった私は、祖母が母を、父が祖父を攻撃する前にとにかく大人の前で戯けて笑わせる事にしました。
その方が空気が柔らかかったし、居心地も良かったのです。

父と母も祖父母との対決さえ無ければ、活発で愛情深い人たちだったので、みんなの前で私が戯けさえすれば、家の雰囲気が不穏になる事は避けられる事が多かったように思います。

私は友人や知人から【明るく活発】という印象が強いと言われますが、この性格になったのはこういった経緯が原因の一つにあります。

 

【兄と妹は…】

兄と妹も同じ場所にいたのだから、どう感じていたのだろうと大人になってから聞いた事があります。
帰ってきた答えは「やたら、めいが戯けていたのは覚えている。そんな不穏な空気ってあったっけ?」でした。

えぇ〜〜〜〜〜!?

当時の私は「お前らも一緒におどけろ!ちょっとは協力せい!」と何もしない兄妹を見て頭に来ていたのですが、兄と妹はあの雰囲気を居心地悪いとも感じていなかったようなのです。
それって個体差?それとも私が戯けたお陰で作り上げた和みムードのお陰?
どっちもあると思いますが、同じ環境で育った兄妹でこんなに感じる事が違うんだなぁと不思議に思います。

さてテーマの本題、指いじりが本格的に始まったのは中学生の頃です。
思春期です。多感です。指、ムシります。

※今回のお話はあくまで個人的な体験です。
この癖を調べると数年前から病名がついているようですが、病院で診断されたわけでもないので医学的な根拠は全くありません。
こういう事もあるんだフーンくらいの熱量で読んでいただけると幸いです。

続く。

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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