中学生になった私は次第に追い詰められていった・・【めいの妙な癖!育つ環境は癖を作る③】 by めい
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【中学生になると…】
そんな日々が過ぎ、いよいよ本格的な指いじりを始めた中学生の時期に突入する訳ですが、心の逃げ場として始めた習い事や塾が、中学生の私をじりじりと追い詰めていく事となります。
なぜ中学生になった途端、逆に追い詰められる事になってしまったのかと言いますと、それは中学に入り、体育会系の部活に入部したからです。部活を始めて多忙さに拍車がかかってしまいました。
今の部活動がどういった感じなのかは分かりませんが、私が中学生の時の部活動と言ったらまさにスポ根アニメそのものでした。
広い砂場で車のタイヤを引く。
逆立ちを限界までやり続ける。
馬跳びをトラック2周分(800m)連続で続ける。
などなど、なんとも劇画チックに描きたくなるトレーニングばかりやっていた記憶があります。当時は冗談抜きで1日1000回腹筋こなしてました(どんな部活だよっていう…)。
このトレーニングをこなすだけなら良かったのですが、コーチが当時の私からすると鬼そのもので、【この子(私)は多少厳しくしても打たれ強い】と他の部員より厳しく私に接していました。
私も私で負けず嫌いな性格ではあったので、コーチに注意をされたら注意をされた部分の練習を人の倍やるなどしていたので、そういったところを見てコーチも厳しい対応で大丈夫だと判断したのだと思います。
家の中は常にピリピリしている。
学校に行けば常にコーチに叱られる。
部活でヘロヘロの状態で、沢山の塾や習い事をこなす。
今考えると、塾や習い事を辞めればいいだけの事なのですが、
「自分でやりたいって言ったんだし…」と変な責任感を感じていた私は、中学生にしてはかなりタイトなスケジュールをこなしていました。
【始まった指いじり】
そんな日々を続けていた時、無意識に右手の人差し指で親指をいじる事が多くなりました。
最初のきっかけはあまり覚えていませんが、たぶん親指にささくれがあったのが気になり人差し指でいじり始めたら、止まらなくなった…。
という感じだったかと思います。
痛みにめっぽう弱く、予防注射を打つ時は逃げ回るほどの私が、自分で指をいじり皮を剥くようになっていました。
時には深く剥いてしまい血が出ることもありました。
一度やり出したら止まらず、親指の皮を剥き終わったら人差し指、人差し指が終われば中指と、どんどん指いじりにのめり込んでいったのでした。
皮を剥けば、そこからばい菌も入ってきます。
ある時、よくイジっていた指がパンッパンに膨れ上がり居ても立ってもいられない程の痛みに襲われました。
皮膚科を受診し、すぐに治す事が出来ましたが、指をいじり自体は治りませんでした。
あまりの指のボロボロさに、学校の先生からアトピー持ちなの?と聞かれた事もありましたが、
「え?なんでそんな事聞くんだろう?」と思う程、当時の私は指をいじる事がおかしな事だなんて全く思っていなかったのでした。
その頃にはボロボロな指が当たり前だったので、自分の手を見ても、不自然さを感じなかったのだと思います。
ここまで痛々しい指だと親も気づきそうなものですが、そこは強烈な祖母を抱える家なので、無意識に出していたSOSは親には伝わっていませんでした。母は少し気づいてたようですが、祖母の機嫌取りや沢山のタスクを抱えている日々だったので、【娘の指がボロボロ】という問題はあまり深刻に思っていなかったようです。
そんな私の心が爆発したのは18歳の秋でした。
高校卒業後の進路に揺れる時期。
既にストレスが溢れ出しそうなタイミングで親から言われた一言がきっかけでした。
続きます。
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