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繰り返す発熱。終わりが見えない日々に自信を失っていく【育児休暇後、会社勤めを続けられない。③】 by さやけん

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◆今までのお話

【育児休暇後、会社勤めを続けられない。】シリーズ一覧

 

第一子の育休復帰の際は、

何度も繰り返す感染症に「こんなにも休まなければならないものなのか」

育児と仕事の両立が想像以上に容易ではなく戸惑ったのですが、

なんだかんだで数ヶ月もすると少しずつ頻度も減っていきました。

 

ところが生後2ヶ月の頃から気管支炎や肺炎などで入退院を繰り返した第二子の娘。

どうしても前向きな気持ちにはなれず不安な気持ちの中育児休暇から復帰しました。

そして息子の時と同様、復帰1日目に保育園から発熱があるとの連絡があり早退したのですが…

 

 

育児休暇復帰のひと月前から「慣らし保育」をしていたのですが、

その際、園児の間で流行していた「RSウイルス」に娘も感染したようでした。

 

RSウイルス感染症

症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。しかしながら、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。

出典:RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)』「厚生労働省」

 

 

生まれて間もない生後2ヶ月の娘が入院する原因になったRS。

因縁とも言える名前に、ゾッとしたのを覚えています。

この時の娘は微熱で、鼻水が出ている程度で目立って咳をしているわけでも元気がないわけでもなく

食欲もあり、とても軽症に見えました。

 

その為今回は、数日お休みしたらすぐに復帰できると思っていたのですが…

 

 

早退したその日に一気に悪化。

繰り返す咳にだんだんと呼吸も荒くなり、ゼーゼーと嫌な音を鳴らしはじめました。

 

咳で眠れずに泣く娘。泣けば泣くほど強い咳が出て、咳で苦しくて泣いて、という悪循環でした。

 

 

さっきまで微熱で食欲もあり元気に笑っていた娘の熱は、みるみるうちに高熱になっていきました。

布団に横になると止まらない咳。縦に抱っこすると少しましになるので、寝ることを諦めて抱っこしながら夜を過ごすことにしました。

 

夫も心配で眠れず、「抱っこ代わるよ」と言ってくれたのですが、

通常通り仕事に行かなくてはならない夫。私はどうせ明日も仕事にはいけないのだし。と断りました。

 

そのまま朝を迎え、夫を見送り息子を保育園に送り出した足で小児科に朝イチで診てもらうことにしました。

 

 

診察時間前にもかかわらず、すぐに対応してくれた小児科医は

「昨日の今日で一気に悪化している。これはすぐに大きな病院へ!」と紹介状を用意してくれました。

 

度々入退院を繰り返してきた娘。念の為…と思い入院準備も用意していた私は、どこにも寄らず市内で一番大きい病院まで車を走らせました。

 

 

診断結果は

「RSウイルスによる細気管支炎」でした。

 

細気管支炎を発症すると、ひどい呼吸器症状が出るためとても苦しく

通常2、3日で下がる風邪による発熱とは違い、1週間以上高熱が続くこともあり、

ウイルス感染なので抗生物質なども効かず、対処療法しかないためとても長い療養が必要になります。

 

 

現状とても苦しそうに見えた娘でしたが、

血液検査やレントゲンなど数々の検査をした結果、「どうしても入院しなくてはならないというわけではない」との診断。

ただ、いつそうなってもおかしくないため、「入院するかどうかはお母さんに任せる」と言われました。

 

この時は上の子の心配もあったし、深夜だろうといつでもすぐに診察が受けられるよう体制をとってくださる。とのことだったので自宅療養を選択。

吸入治療器をレンタルし、食べることは難しくとも経口補水液などで水分補給を欠かさないよう様子をみることとなりました。

 

今後の自宅療養についての説明の後、小児科医は話を続けました。

 

 

この言葉が現実のものになるとは。

私自身気管支が弱く肺炎になりやすい体質であったため、

娘に私の体質が遺伝してしまったのかもしれないと考えていました。

「私のせいで」「私に似たせいで」と自分を責める気持ちが大きかったように思います。

 

その為この医師の言葉が現実のものになろうとは、この時は想像もできませんでした。

 

 

※次ページに続きます。

 

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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