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嫁姑の微妙なバランスがくずれる最初の出来事。もうすぐ80歳になる義母が突然始めたことは…【義母のこころえ⑥】 by 山田あしゅら

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◆今までのお話

義母のこころえシリーズ一覧

 

まだ義父母の介護が始まる前

 

 

こんなふうに友人から忠告されたことがありました。

私としては『いいヨメ』になんかなるつもりはサラサラなく

 

 

『自分のやり方』に固執するあまり義母の介入を快く思っておらず

元々家事が好きではない義母に頼る気がなかっただけなのです。

 

そう。台所に主婦は二人も要らないってヤツですわ。

 

 

頼れないヨメと何をどう手出しすればいいのか分からないシュウトメ。

そんな二人の関係が危ういながらも微妙な均衡を保っていたのは

義母が元気な間のことだけだったかも知れません。

 

義母が80歳を迎える前のある冬の日のことでした。

 

 

ソファーに座った義母が足の間の座面を「虫がいる」と言いながら

ひっ搔き始めたのです。

虫などどこにも見当たらないのに…。

 

幸い、おかしな行動は長くは続かず

翌日には何事もなかったかのようにいつも通りの義母に戻りましたが…。

多分その時引いてた風邪せいかな?と

 

 

私たちは深刻に受け止めていなかったのですが

 

それが深刻な事態を引き起こす前兆だったと思い知るのはまだ先のこと。

 

初期の認知症の症状はまだらに現れることがよくあります。

少々『天然』なところもある義母でしたので

 

 

前回の奇行も含めて皆が「ちょっとおかしいぞ?」と気づいた時は

既に病気の進行に歯止めは効かず

医師から『認知症』の診断が下りた頃には

これまで出来ていたことさえもつぎつぎ出来なくなっていました。

 

 

※次ページに続きます。

 

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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作者:山田あしゅら

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