ゲームを盗った子がついに見つかった!【ゲームのトラブル⑥】 by あぽり
ゲームのトラブル①
ゲームのトラブル②
ゲームのトラブル③
ゲームのトラブル④
ゲームのトラブル⑤
の続きです。
盗られたゲームを取り返す為に、
前回、先生におまかせする事にした所まで
書きました。
早い!
次の日にはもう見つかっていました!
先生は、1人1人に電話をかけて下さいました。
何件目かのお宅で、
ゲームソフトの話をした瞬間、
事情を説明するまでもなく、
「それ、うちにあります!」と
相手のお母さんが言ったそうです。
なぜ、1週間以上も黙っていたのかと言うと、
お母さんは、知らないソフトで遊んでいる事に
すぐに気付いていました。
どうしたのか?と聞いたら、
もらったと。
友達が(息子の事)、
2個も手に入ったから、1個はいらないから
あげると言われたと。
どうせいらない物だから、
お礼はいらない、と相手が言っているから
しなくていいよと言われ、
母親はそれをすっかり信じていました。
でも、心の片隅で、
高価な物なのに、本当に頂いていいのだろうか
と思っていたそうです。
どうせそのうち、参観日や懇談会で
会える事もあるかもしれない。
その時にお礼を言おうと思っていたそうです。
そんな風に思っていた矢先に、
先生から電話。
うちの息子が犯人です!と
すぐに名乗り出て下さったそうです。
もしもうちの息子が
同じように言ったなら、
確かに信じてしまうかもしれない。
そして、お礼は
今度会った時に、と思うかもしれない。
だってまさか、
自分の子が盗みをするなんて
夢にも思ってないのですから。
「それで返却方法なんですが、
相手の子が
明日学校にそのソフトを持って来て、
私が預かり、
帰りに息子さんに渡す、
という方法で返却しようと思います。
戻ってきて良かったですね!」
それともう一つ、とおっしゃって、
謝罪は断ろうと思いましたが、
期日を指定して、
お休みの日に来てもらう事に
なりました。
そして、息子が学校から帰ってきました。
とても嬉しそうです。
息子にも、
相手の子が家に謝りに来る事を伝えました。
きっと、盗った子は
親にバレて、先生にもバレて、
両方から叱られたことでしょう。
十分な罰を受け、
反省してくれただろうと思いました。
私達はもう、
物さえ戻って来たなら
本当に謝罪はいらなかったのですが、
相手の親の気も済まないとの事で
家に来てもらう事になりました。
つづく。
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