聴覚に問題が…?息子が呼んでも反応しなかった理由【我が家の自閉症長男あーくん、危機一髪。①】 by よいこ
我が家の長男「あー」は自閉症スペクトラムです。
幼年期は親が「育てづらい」と感じ、
大人のなったら本人が「生きづらい」と感じることの多い発達障害。
そんな自閉症スペクトラムに多い、「視覚優位」という特性があるのですが、これに
あーはドンピシャで当てはまったのでした。
【未就園児の頃】
まだ発達障害の診断はおろか、2歳〜3歳の、未就園児だった頃。
「あーくん」と名を呼んでも、振り返ってくれることの方が少なかったように思います。
呼んでも反応してくれないことがあまりにも多すぎて、
聴覚を心配したこともありましたっけ。
でも例えば「おやつだよー」とか、そういう声がけにはよく反応するし(笑)
大きい音は苦手だったりとか(聴覚過敏)
いうこともあり、聴力の問題ではなさそうだな、と段々分かってきました。
やがて、発達障害(自閉症スペクトラム)の診断が下り、年少の秋から療育に通うようになったあー。
【療育施設での驚き】
療育施設の見学に行き、驚いたことは、
目で見て理解できる表示の数々です。
その日のスケジュール、トイレの使い方、手洗いの仕方、おもちゃの片付ける場所、
声の大きさのコントロール、じゃんけんの仕方、先生の紹介。
基本的なルールから、「なんとそこまで!」といった細かい箇所まで、
字の読めない小さな子でも、見れば一発で理解できるような様々な工夫がなされていたのです。
そこで知らされたのが、あーが視覚優位の特性の強い子であるということ。
耳からの説明や指示は、入りづらいし、入っても理解しづらいことがあるかもしれないこと。
逆に、目からの情報はすんなり入るので、肩を叩いたりなどして気づかせてから、
メモ書きを見せたりすることでスムーズな意思の疎通ができるのではないか、という
アドバイスも併せていただきました。
もうね、目からウロコが何枚落ちたかわかりませんよね!!!!
目から!そうかい!聴力なわけなかった!そしたら、わたしが何度呼ぼうが、大きい
声でキーキー怒ろうが、反応しないわけだ!ワハハ!(涙)
【紙に書いて示す】
というわけで、早速日々の生活に取り入れてみました。
ご飯だよー。
と言っても反応しないので、ご飯の絵を描いた紙をささっと目の前へ。
すると、すっと顔を上げて、
「たべる。」と。
はやーーーー!!!!!
反応早!!!!なにこれ!スムーズ!!!!
「紙に書いて示す」は色々な場面で有効で、
例えば「カレーとラーメンどっちにする?」という選択等を、
あーは耳で聞いて頭で処理するのが苦手でした。
それを、「カレー」「ラーメン」と書いた紙を見せて、
「どっちにする?」
と聞くと、ちゃんと答えが返ってきたりするのです。
情報を整理するためにも、目で見ることはあーにとっては有用だったみたいです。
小さい頃は絵で、読めるようになってからは字で書いて示していましたが、
重要なことは、「簡潔に」。
なるべく文章は用いず、単語だけ!とか動詞だけ!(静かに!とか)
短く、シンプルに書いています(7歳の今でも)。
長々だらだら書いていては、伝わるもんも伝わりません。
その子によるとは思いますが、よく見極めて、欲張らずに的確に指示を出すことが肝要だと思われます。
我が家のように、その特性を知らなかったがために、無駄に怒ってしまっていたとか、
親子ともども疲弊していたことがもしかしたらあるかもしれません。
発達障害の診断の有無はさておき、子供の得意や苦手を知り、
配慮しながら穏やかに快適に生活することは、
親子双方にとってメリットしかないはず。
もし、お子さんと過ごす中で、しんどいと感じることが多くなってきたら、
ぜひぜひ然るべき機関に相談することを強くお勧めします!!!!
…と、視覚優位の重要性を説いておきながら、
それができなかった時のお話なんですけどね。。。
破天荒ですみません!
次回へ続く!!!!
◆今までのお話はこちらから
【第二子帝王切開出産物語。】
★第1話 第二子妊娠!私が心に決めていたこと
★第2話 2人目で産後里帰りをしなかった4つの理由。1人目の時に旦那が?!
★第3話 妊娠中に脳貧血で失神!元気な妊婦は元気な人じゃないと大声で言いたい!
★第4話 4歳差で第2子妊娠!切迫気味でも走り回る上の子を追いかけて…
★第7話 なかなか言えなかった上の子への妊娠報告
★第9話 気持ちの変化の表れ?!上の子がよく描くようになった絵
★第10話 近所の病院で驚きの事実を知ることに!
★第11話 夜間の出血!上の子がいるから病院に行くか迷った結果…
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★第13話 妊娠後期、突然の出血原因は…放置していた『アレ』のせいだった!
★第14話 病院で人目もはばからず家族そろって大号泣!そのワケは?!
★第15話 2回目の帝王切開は時間が長くて…ついに麻酔がきれた!?
作者:よいこさん
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