無事出産。満身創痍の私に新たな痛みが・・!【高齢出産なめてました。体力不足で色々と限界になった話⑫】 by 宝田くま子

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やっとの思いで薄く開けた目に、紫色の小さな手足が映りました。

「あれ・・・赤ちゃんって、赤いんじゃないんだ・・・紫なんだぁ・・・」

 

 

「うわぁ・・・、手足ほっそ・・・お腹ポッコリ、なんかカエルみたい(笑)・・・」

気を失いつつも、今目に映る現状をどこか冷静に見ていました。

 

 

本当にこんな感情の自分に驚きました(笑)

意外と冷静なものなんですね、これって私だけ??

 

 

【甘すぎた考え】

しばらくして先生がまた声をかけてきました。

 

 

先生にググググ~っとお腹を押されて、私もちょっとお腹に力をいれたら、ものの数秒で胎盤が出てきてくれて、なんなく無事に胎盤排出終了。

その頃には、私の眠気もだいぶおさまり、意識もハッキリとしてきました。

「よし、これで出産終わったぞー!」

心の中で、ほっと一息ついたところ・・・

 

 

「ああああああ!そうだった忘れてた!会陰縫合があったんだぁ!!!!」

 

陣痛の痛みに、まったく気づいていませんでしたが、陣痛がなくなった今、そういえばお股が痛い。

ま、仕方がない、押し出して出産したから、そりゃ裂けるわな。

でも出産の時より痛くないっていうから、あと少し頑張ろうか・・・

 

などと思ったのは大きな誤解。

どうやら私は会陰縫合をとんでもなく甘く見ていました。

 

傷が大きければ、その分たくさん処置するもんだよね、普通。

そうです、私とんでもなく大きく裂けてました。

 

次回は、会陰縫合のお話です。

予想通り大騒ぎします。

 

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