伝えようとしたら、どうしても傷つける…こうなったらもう…【初めての子連れ温泉旅行は、雲行き怪しく…③】 by HYPかなこ

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【積もり積もった不満がついに爆発】

チビコーの寝かしつけが上手く出来なくて、さらに私からキツイ言葉を浴びせられて凹むこうじ氏。

積りに積もった不満が爆発し、私はさらに追い討ちをかけるようにこうじ氏を責めてしまいました。

 

「どうして仕事終わってないの?追加の修正きたら断るって言ってたのに、そのままやったの?」

「何回「今日行くのやめよう」って言い掛けたと思う?」

「出来てたことがなんで出来なくなるの?」

「やらされてると思ってるから出来ないんじゃないの?」

「こっちだっていつも必死に工夫しているんだよ?」

「もういいよ、期待しない」

辛辣な言葉を浴びせ続けます。

(ただでさえ凹んでるのに、こりゃ良くないよね!)

 

【謝るこうじ氏、疑うかなこ】

「ごめん、俺が悪かった。」

謝るこうじ氏に対して、その場限りで取り繕ってるんじゃないの?と思ってしまいました。

「それ、本心で言ってるの?」

謝ってもらうより、これから先どう行動していったらいいのか話し合いたいのに。
と思ってるものの、何よりも私のことをわかって欲しいと思っていました。

 

こうじ「本心だよ。今回は悪いと思ってる」

かなこ「今回は?今回はってことは、普段はどうなの?」

こうじ「仕事でどうしてもしなきゃいけないことは出てくる。だから予定通りいかないことはこれからもある。それはわかってて欲しい」

かなこ「それは今回みたいにまた断れないってケースじゃなくて?」

 

理解できなかったら全部突っ込みまくる私。

それに対してこうじ氏は

『これからもずっとこういう風に責め続けられないといけないのか』

『俺だって1人で仕事してて、大変なこと、辛いことはたくさんあるのに』

『勤め人と違って、確実に休める日なんてないのに』

『何を言っても否定される』

『でも、育児できてないのは事実』

『したくてもできない、する時間がないんだから』

とネガティブな思いが頭の中でグルグルしていたようでした。

 

【自分を責めるこうじ氏】

そうしていると、答えに詰まったこうじ氏は頭を抱えて泣き出してしまいました。

「俺が悪い。俺が夫でごめんね。父親失格だね」

自分を責め始めます。

ヤバイ、これは責めすぎたかもしれない…と思いました。

 

【なんとかこっちへ戻ってきて欲しい】

「責めたいわけじゃない、これからどうして欲しいか話したい」

とことん責めておいてアレですが、落ち込みようが凄まじいこうじ氏を見て、当時は必死に慰めようとしていました。

ですが、いくら声をかけても俯いた顔を全くあげないこうじ氏。

 

『あ、私はこの人といたら、この人を傷つける』

『一緒にいない方がいいんじゃないか』

人生で初めて「離婚」の文字が浮かんだ時でした。

 

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