娘の心臓疾患はもしかしたら…頭をよぎった『ある思い』【産後こんなことになるなんて!②】 by ムチコ
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【想定外の状態での退院】
私が入院した総合病院は母乳育児を斡旋しているというわけではなく、「焦らずいきましょう〜いつかでますから〜」と自然に任せるといった感じでしたが、
日が経っても全く出てこない母乳に一抹の不安を抱えていました。
泣くほど痛い母乳マッサージの末、やっと初乳というものが出ましたが、いざ娘の口に含ませると、娘の口が死ぬほど小さいうえに吸う力がないのか、すぐ乳首から外して泣くか寝てしまい、全く上手くいきませんでした。
退院が迫ってきて、私はもう少しこのまま入院したいと切に思いました。
しかも、母乳がでないまま退院ということを一切想定しておらず、出産前準備として哺乳瓶やミルクのセットは用意してなかったので、母に急遽ミルクセットを買い足してもらいました。
私は焦った。
これから香港へ戻るということにあたって、育児環境を全く把握しておらず、ミルクを作るための安全な水はどこで手に入るのか、外出時にミルクを作るにはどうすればいいのか、不安しかなかったです。
【出来れば母乳で育てたい!】
ネットで母乳が出るようにするにはどうすればいいか検索をかけたら、みんなとても努力をしてるように見えました。
「ミルクを足すと母乳が出なくなる」という言葉にはずいぶん翻弄されました。
というのは、頭のどこかで娘の心臓病がチラついていたからです。
育児環境がわからない香港でこれから育児をすることを思えば、出来れば母乳で育てたい。けれど母乳にこだわるあまり、もし娘の体重が増えなかった場合、心臓病が悪さをしているのか、母乳が足りないせいなのか、どっちかわからなくなってしまいます。
※動脈管開存症(PDA)はミルクを飲んでも体重が増えない等の場合、早期治療が必要となります。
【母乳の出をよくするために】
ベビースケールをレンタルしたり、独り身の母は(父は私が14の時他界)働きながらも私のために栄養たっぷりの料理を作ってくれたり、毎日熱々のお風呂も沸かしてくれました。
それでも母乳が増える気配はありませんでした。
出産した病院の看護師さんからアフターフォローの電話がかかってきて、母乳のことを相談したら、
「町の助産院で母乳マッサージ外来もありますから、そういうところに頼ってみては」
とアドバイスをいただいたので、早速予約を入れてみました。
この時の看護師さんの「ただ、先生との相性もありますけどね…」という言葉がまさか予言になるとはこのとき知らず…
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