ひといちばい敏感な子(HSC)が自己肯定感を育める接し方~その3~【うちの長女は多分HSC⑰】 by とも
ページ: 1 2
未だにそんなことで泣いてくれるんだとびっくりしつつ、今だけかなぁと思ったり。
こんな風になんてことないようなことで傷付いたり、強い感情に圧倒されてワーッ!っとなってる時は、その感情を受け止めつつ、気持ちを代弁したり本人の言葉を繰り返したりするといいと思います。
それだけで子どもは落ち着いてくると思います。
言葉で説明できるようになるまではギャン泣きとか癇癪という形だと思うので、本当に疲れると思いますが、根気強く「思うようにならなくて悔しいね。こういう時は悔しいって言うんだよ。く や し い」とかなんとか言って本人の気持ちを説明してあげると、感情を言葉で表現する術を身に付けていってくれるんじゃないかと思います。
繊細な子はただでさえ負の感情を溜め込みやすいので「何でも話していいんだよ。いつでも聞くよ」というスタンスで、適度にガス抜きしてあげるといいと思います。
まぁ実際はそんな仏のようなことはできず、よく「は〜いはいはい」「そうですかー。辛かったですねー」「そんなことで!?笑」とか言っちゃうんですけどね!
⑨親の失敗談、反省してることを積極的に話す
HSCは完璧主義で自分に厳しいところがあり、理想通りにいかないと激しくショックを受けることがあります。
そんな時、「負けても大丈夫だよ」「お母さんはもっとすごい失敗したよ」などと自虐エピソードを披露すると、とても安心するようです。
何か改善してほしいことがあったとき、そのまま「ここを直して!」と言うのもいいですが、素直に聞き入れない時は自分の過去を引き合いに出して「お母さんはこれが全然できなくて、こんな風にできたらいいなと思ってた。◯◯はお母さんよりうまくできるね!」とか言うと、良い気分で改善することが多い気がします。
まぁそこまで自分の子に気を遣わなくてもいいかなと思いつつ、自分も仕事でそういう伝え方をされて嬉しかったことがあったので、子育てでも応用しています。
今回のまとめ
自己肯定感を育むことは、HSCに限らず子ども全員にとって大事なことだと思います。
HSCは些細なことで傷付きやすく、失敗を大きく受け止めがちなので、自己肯定感を持ちにくいと言われています。
実際育てていて、みんなで怒られた時に他の子は全然気にしてないのに1人だけものすごいショックを受けてたり、自信のなさを補うために虚勢を張ったりする姿を見て、なかなか難しいものがあるなと感じています。
別に腫れ物に触るように接した方がいいとか、手厚く守って温室の中で育てようとか、そういうことを言いたいわけではありません。叱るべき時はしっかり叱るべきだと思うし、苦い経験も本人の糧になるだろうし、親が感情的になるのもいいと思います。
ただ、「叱ることもあるけど、あなたのこと大好きだよ。大事だよ。生きててくれるだけで嬉しい」ということを常々伝えていけたら、子どもは安心して自分のことを好きになれるんじゃないかなと思います。
おまけ
おまけ2
次回「そういえば書きそびれてたHSSについて」
つづく
◆今までのお話はこちら
★うちの長女は多分HSCシリーズ
★無気力人間の育成シリーズ
⇒ともさんの作品をもっと読みたい方はこちらから
★読者から応援コメントいただきました!
私の子どももHSCで、私自身もHSPです。
この特性を扱った作品がとても少ないのでこのような作品に出会えて、とても嬉しいです。
今後の展開が楽しみです。
応援しています!!
by 大吉さん
~作者:ともさん~
インスタグラム tomo.jimimegane
ページ:
1 2
★フォローしてともさんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。