番外編 よく転ぶ友人の子。驚きのその理由とは?【泣いて笑って発達障害~療育を知らない世代の私たち~⑮】 by ワンタケ
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以上「番外編 よく転ぶ友人の子」でした。
【口に出してから後悔】
友人のムスメちゃんは勘が良く、頭もよく、自立も早く、おしゃべりも達者でしたが、その一方でとにかくよく転び、そして転んでも絶対に泣かない子です。
しゃべり出しが遅く、慎重で、失敗すればすぐに泣く我がムスコと、まるで真逆なタイプだな~と感じていました。
その子自身の性質もありますが、我々夫婦は過保護で、逆に友人夫婦はおおらかなため「親の振る舞いも子供に大きく影響するのかもしれないなぁ…」と思いながらそれぞれの子どもの違いを見ていたのですが、
ある日私は、友人のムスメちゃんがあまりに転び過ぎることについて口を出してしまい、その時とても後悔したことを鮮明に覚えています。
【その3ヶ月後の3歳健診で】
コロナの影響によりやり方や受診の時期が変わった3歳健診で、事は大きく動きました。
家で検査するための視力検査カードがまったく見えず、慌ててムスメちゃんを連れて翌日病院へ駈け込んだとの事。
病院では「0.1以下の視力でほとんど見えていないが、この時期からなら回復することができる」と言われて早速そのための訓練が始まったそうです。
それまでのムスメちゃんは動画を見て笑ったり、人と目を合わせて会話を楽しんでいたので、その様子から弱視とは夢にも思わず私も驚きましたが、友人夫婦はそれ以上に動揺したようでした。
何故なら友人夫婦はともに視力が良く「鮮明に見えていない世界」を全く知らないからです。
私は幼少期から目がものすごく悪かったので、生まれつき目が悪いとどんな感じなのかを伝えてみたりしました。(初めて目が悪いのがちょっと役に立った)
【ムスメちゃんが見ていた世界】
ムスメちゃんの目はある日突然見えなくなったのではなく「生まれてから今までぼんやりと見えるのが当たり前の世界」であったため、自他共に気付きにくかったのだと思います。
0.1以下の視力のため、世界が立体ではなく平面に見えているために転びやすいものの、それ以外はなんの支障もなく生活をしていました。
今思えばムスメちゃんのズバ抜けたコミュニケーション力の高さや勘の良さは、視力を補うために発達したものかもしれません。
そしてこの件で一番お伝えしたかったのは以下の3つです。
①弱視は早期発見をして訓練をしていけば回復する可能性が高い
②眼鏡を掛けて立体の世界を脳に認識させることで回復を促せる
③国から眼鏡の補助金が出る(最近そうなったらしい…ありがたい!)
「早期発見が大事なカギ」だと友人から聞きホッと胸を撫で下ろす一方で、もし同じような違和感を感じたり悩んだりされている方がいらっしゃれば…と思い急きょ書きました。
結局のところ、私が「転び過ぎ!」と言っても言わなくても時系列的に何も変わってはいませんが、もしこれが早期発見に繋がっていたならば後悔をする必要も無かったかも、と思い直しました。
小学校入るまでに訓練をすると回復が大きく見られる一方で、意外と気付かれないままというケースも多いそうなので、もし転びやすいなどの違和感を感じた時は、今後も勇気を出して伝えたいと思います。
という訳で今回は番外編でしたが、次回は療育の話に戻り「発達障害の穴」を書きたいと思います。職場でムスコの療育を伝えた時の反応や、夫が最近呟いたことなどについて書く予定です。
以上、魚市場でのっけ丼をする日が来るまでは絶対に死ねないと思っているワンタケがお送りしました^^
つづく
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。