
仁美の圧が強く、回りの女子も少しずつ美穂を避けるようになっていきました。
でも私が美穂を嫌ったり避ける理由が何もないので一緒にいました。
ある日教室移動しようとした時、仁美に腕を掴まれたかと思ったら…


仁美:行こうよ。
私:え?
仁美:何で美穂と喋るの?
私:え…
仁美:無視しなよ
私:…。


無視の強要。
仁美の威圧に負けて何も言い返せずにいると、仁美に引っ張られるままその場を後にした。

美穂が唖然とした目でこっちを見ていたのを今でも覚えています。
どうしてこんなことになったのか。
私は無意識のうちに保身に走っていました。
教室移動時、昨日までは美穂と一緒に行動していたのに、私は自分の意思とは関係なく仁美ともう一人の女子沙織と3人で行動をすることに。
美穂は一人ぼっち。

無視するようになって最初は罪悪感こそありましたが、日が経つにつれ中学生になったらこれは当たり前のことなのか?と考えが麻痺してきました。
声を掛けられても当たり前のように毎日無視。

美穂の立場になって考えたことなど一度もありませんでした。
無視が始まって3週間ほど経った頃だったか、美穂がいつも通り話しかけてきましたが無視をすると仁美から思わぬ言葉をかけられました。

続きます
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