「なぜ今まで検査しなかった」先生の一言に私は…【私、死ぬの?妊娠健診でまさかのがん宣告…?!④】 by はなうさ
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【半年前に受けていた子宮がん検診】
会社の健康診断のオプションに毎年子宮頸がんの検査をつけていて、直近だと半年前に検査したばかりでした。
しかし、反論の言葉はでませんでした。
ショックだったのもそうなんですが、半年前に受けたと言ってなんになる。
今、子宮頸がんであることに変わりはないのだと妙に冷静な自分がいました。
そんな私をよそに、畳みかけるように「ASC-H」「なんちゃら細胞」と専門用語を並べて説明する先生。
先生の話によるとウイルスの種類が100以上あり、通常もう一度検査してその結果ウイルスを絞り出していく。
出血を伴うので、妊婦はその検査が出来ない。
とりあえず、今日もう一度検査して、その結果ある程度種類を絞って…
そんなことを言われたと思います。
私はただただ、「はぁ…」と気のない返事を合間合間に入れるのがやっと。
頭上からゆっくりズブズブ押されながら地面に沈められていくような感じで、自分の存在が薄くなっていくのを感じました。
自分がガンだということが、全く受け止められませんでした。
先生の言われるがままにしていたら…
気づいたら診察台の上に打ち上げられたマグロ状態。
ボーッと天井を見てたら先生が何やら金属器具でカチャカチャし始めて、その音が妙に響いて泣きそうになりました。
いつもはツンな先生がこの時ばかりはデレていて余計に泣きそうになりました。
「私、ガンなのか…」
妊娠して一つの生命が体に宿ったことを喜んだのと束の間。
赤ちゃんが元気に成長しているか、今日の健診を心待ちにしていたのに。
今、自分がガンだと知って絶望している。
このスピード感にまったくついていけないでいる私は、旦那になんて言うかを考えながら、また泣きそうになったのでした。
つづく
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。