高校生になり変わってきた学校の空気。中高一貫校に高校からの入学組が入ると…【中学受験をした話⑩】 by ぴなぱ
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こんにちは!中学受験のお話の続きです。
◆今までのお話
高校からの入学組も入り、新しい顔ぶれでの新学期がスタートしました。
中高一貫校では多い呼び方かもしれませんが、私の母校では中学からの内部進学の子は「内部」、高校受験で入学してきた子は「外部」と言われていました。(個人的にはあまりこの呼び方は好きではないのですが、便宜上今回はこの呼び方を使わせていただきます)
最初こそお互いの間に多少壁はありましたし、内部だけで固まる子たちもいるにはいましたが、1学期が終わる頃には内部外部関係なく付き合えるようになっていたと思います。
ただ、外部生が加わったことで、授業に対する姿勢みたいなものは少しだけ変わりました。
私の母校は美術に力を入れている学校だと何度か書いていますが、特に変わったのはその美術に対する姿勢。
内部生も絵が好きだからここに入学したわけですが、3年間この学校に通っていて多少ダレてくる部分があったり、思春期ということもあって「真剣にやるのはカッコ悪い」みたいな空気があったりしたんですよね。もちろん全員がそうではありませんが。
そこに入ってきた外部生は、受験のため(美術の実技試験もあったので)絵も必死で描いてきて、念願の高校に合格して「さあ頑張るぞ!」と気合も十分なわけです。
内部生も一応3年間専門的な指導を受けてきてはいるので、実力の差はそれほどあるわけではないですが、やっぱり気持ちの差は作品にも出てきます。
そして内部生は思います。
そうなるともうカッコつけてる場合ではないので、今まで不真面目を気取っていた内部生も真剣に取り組むようになる子が増えてきます。真剣になる子が増えるとその分上手い子も増え、元々上手かった子もさらに頑張るようになります。
結果的に、中学時代に比べレベルもぐんと上がったし、「美術と真剣に向き合うことが良し」という空気が強くなりました。
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