娘と一緒に乗り切った妊娠期間と娘の成長【私の生理と子供の性教育④】 by いずのすずみ
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◆今までのお話
私は生理の始まりからかれこれ15年ほど起き上がれないほどの体調不良にたびたび苦しむこととなり、社会人になってやっと自分の体調不良の原因が生理であったことを確信した私。
しばらくして結婚し、子供を授かりました。
娘は知的に遅れはないものの(むしろ歩くのとか発語はとても早かった)、
多動や臨機応変な対応が苦手なことによる酷い癇癪、
1日のトータル睡眠時間が3時間で毎日徹夜の夜泣き、
家から脱走したがったり服を着る感覚を痛がって脱ぎ癖があるなどとても育てにくい子でした。
※1歳の頃はまだ年齢的に診断がつかなかったのですが、大学の時に習った発達障害の特性に通じるものを感じたので事前に見通しを伝えたり絵カードなどの視覚伝達などを家でやってました。
産まれてからはとにかく忙し過ぎて、生きているだけで精一杯。
子育て前に覚悟したことなど気にする間もなくあっという間に1年がすぎた頃…
ひょんな事で子供に教える性教育について考えるきっかけが生まれました。
それは娘が1歳を少し過ぎた頃。
子育て中だとあるあるだけれど、トイレ中に娘が乱入してきた時のこと。
娘は親を親と認識するのが遅くて一時保育でもママが居なくなったことにも気が付かない子だったので、後追いというよりは私が入っていった未知の部屋(トイレ)がどんなところなのか単純に気になったようで追って来たようでした。
トイレの部屋内を見まわして私…というよりは私のパンツの中を覗き込んで発見したのは私の血まみれのナプキン。
『血?これ痛いの?』と聞いてきました。
それまで忘れていたけれど、そういえば子供にはちゃんと性教育をしようって心に決めたことがあったな…とふと思い出し、
これはチャンスなのではないかと感じたので10代の頃に自分なりに分かりやすいんじゃないかと練った説明文を子供に言って聞かせてみました。
難しく内臓の臓器や組織の名前を出しても相手はまだ赤ちゃん。
もちろん、1歳ちょいなのでどんなにかみ砕いたって伝わってないかもなあとは一瞬思いました。
実際『血が出ててビックリしたよね…』の『血が出…』くらいでもう娘は質問したことを忘れていたようで、ABCの歌を歌い始めたりしてたので聞いてなかったと思います。
ただ、子供が気になったことはかみ砕いて説明するという観点でも、体の仕組みを生活の上で習慣として知っていくという観点でも、子供が気になった質問に対しての答えは最後まで言うだけ言っておこうと思って説明を続けました。
ちなみにこの質問、トイレに入るたびに毎日毎回聞かれたのですが、聞かれるたびに同じ説明をしていたのでもう二人してそういうロボットになったみたいでした(笑)
おそらく娘の特性上、
この場所に来たらこのセリフを言う、というのがルーティンになっていたのだろうと思います。
そのあとの説明を聞くかどうか、もう質問の内容を疑問に思っていなかったとしてもキメ台詞のように。
1人目を帝王切開で出産した私は次の妊娠まで1年明けなければいけなかったので、
娘が1歳を過ぎてすぐ2人目を妊娠しました。
よく上の子にどのタイミングで妊娠を伝えるかというのをSNSの育児漫画で見かけたりしますが、
我が家の場合は…
※次ページに続きます。
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