『お乳が出ないママ』になって初めてわかった“ママの最大最強の強み”とは?【思えば産後1ヶ月が一番辛かった④】 by 渡部アキ
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乳腺炎の一件より、母乳が全く出なくなりました。
それまでは母乳を上手に飲めないのは娘が下手だから・・・という理由があって、「じゃあ、しょうがないか」という気持ち上の名目があったのですが、
全く出ないとなると自分自身に問題を感じざるを得ませんでした。
とはいえ、分かっているのです。
手や胸が痛くなるばかりの搾乳機をもう使わなくていいじゃないか、今までもほぼ粉ミルク頼りだったんだからそんな変わらないじゃないか、もう母乳の練習もしなくていいし、授乳に関してパパと完全に分担が出来るじゃないか・・・
むしろ諦められるゆえ、良いことだってたくさんあるじゃないか、という事実。
それは頭では分かっているのに、全く母乳が出ないということに直面すると
何故か気持ちが追いついてこなかったのです。
産まれる前の当初では、私は母乳にはそこまで重きを置いてはいませんでした。
授乳は母乳でもミルクでも、どっちでも出来る方でいいじゃないと軽く考えていました。
しかし、いざ無くなると母乳(おっぱい)って「赤ちゃんに栄養素を与えるもの」だけじゃないことに気がついたのです。
赤ちゃんにとって、時には遊び道具だったり、時には不安を取り除いてくれるものだったり、ママだけがその特別な存在となれる理由のようなものでもあるんですよね。
私は色んなママがSNSで良く上げていた「寝かしつけに困った時は添い乳する」というのを「きっと私もやるのだろう」と思っていたのです。
しかし、もう当たり前に見ていた「添い乳」はこれからも私がすることは出来ないのです。
何故なら、これからは娘にとっておっぱいは「吸ったところで何も出ないもの」であり、「価値がないもの」になるため
吸うこと自体が無くなるからです。
その事実は精神的に、かなり大きな物を失ったような喪失感が物凄かったのでした・・・。
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