【ニンニク・生姜の野菜教室】みんなの知らないニンニク・生姜の世界!お薦め品種・保存方法・栄養・雑学まで!

   

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美味しいニンニク・生姜の選び方!

幻のショウガは三州の根ショウガ。ニンニクはホワイト六片が主流

ニンニクの原産地は中央アジアと言われています。古代エジプトの時代にすでに食用に用いられていたようです。日本にも中国を経由してかなり昔に伝わってきましたが、一般的に食べられるようになったのは、明治以降と言われています。

 

昨今は、値段の安い中国産の輸入ニンニクが台頭し多くの産地がニンニク栽培から撤退しました。そうした中、青森県ががんばっています。青森産のニンニクの品種はホワイト六片。9月~10月に収穫したものを乾燥貯蔵して年間を通じて販売しています。

 

ショウガも歴史のある野菜です。日本では「古事記」にも記述が残っていますね。現在の中心品種は「三州(さんしゅう)ショウガ」「近江(おうみ)ショウガ」です。

ショウガは若採りのものを「新ショウガ」「葉ショウガ」として売り、熟す秋まで畑に置いて、貯蔵して1年中売っているものを「根ショウガ」と呼びます。

 

三州ショウガはほとんど葉ショウガの段階で出荷していますので、三州ショウガの根ショウガは幻のショウガになってしまいました。流通には乗らず道の駅などの直売所で売られることが多いので9月~10月くらいに探してみてください。

美味しい物を選ぶには

ニンニクもショウガも国産が断然美味しい!

ニンニクもショウガも中国からの輸入物ばかりになってしまいました。国産と比べて値段が安価で、ショウガは中国のものの方が色がきれいで美味しそうに見えます。しかし、味はニンニクもショウガも国産が断然美味しい。香りの強さも違います。

ニンニクを選ぶポイント

産地は青森県のものを。
よく乾燥しているものを買うのが重要です。
乾燥していないものはすぐにカビが生えてしまいます。

根ショウガを選ぶポイント

切り口をみてきれいで、乾燥しすぎていないものを選びましょう。

葉ショウガを選ぶポイント

・ピンク色の軸がきれいなものが美味しいです。
根(ショウガの部分)が透明感があるものがいい葉ショウガです。熟しすぎると茶色がかり、そうなると筋っぽく、辛味が強すぎてしまいます。

ニンニク・生姜のお薦め品種

一番美味しいニンニクの産地は「田子町」

青森県産 7月中旬~周年(貯蔵物が1年中流通)

 

青森県が質・量ともに日本一のニンニクの産地です。そしてその中でも「田子町(たっこまち)」のニンニクが日本一とされています。この産地では大きいものができるんです。1個200gにも達するものもあります。

炒めものでうまい「葉ニンニク」 千葉県産 5月上旬~7月上旬

「葉ニンニク」は「ニンニクの芽」と混同されることが多いですが、茎を食べるニンニクの芽(花茎)と違い、ニンニクの球根がまだ大きくなっていないうちに、その根と葉っぱと茎を食べるのが「葉ニンニク」です。千葉県の山武郡地方で、この「葉ニンニク」を専門に作っています。

ショウガのお薦めは「三州の根ショウガ」

千葉県、埼玉県、静岡県、茨城県産 9月~10月(しかしめったに出回りません)

 

香りが強くて美味しい三州の根ショウガ。昔はたくさん流通していましたが、今は葉ショウガ専用になってしまい、「根ショウガ」はほとんど出回らなくなりました。香りと辛味が強くてすじが少ない、美味しいショウガです。

ニンニク・生姜を保存するには

ニンニクはよく乾かして野菜室へ

収穫直後のニンニクは、ネットなどに入れて陰干ししてよく乾燥させましょう。乾いたら冷蔵庫の野菜室で保存。根ショウガは紙でくるんで野菜室へ入れれば半月は使えます。

ニンニク・生姜には、こんな栄養が

ニンニク、ショウガとも様々な効能がある野菜です

ニンニクに含まれるアリインは切って空気に触れアリシンに変わると、腸内でビタミンB1の効力を高めるほか、鉄の吸収を助け、貧血予防や血液サラサラ効果があり、心筋梗塞、脳梗塞などの予防に有効です。

ショウガは、成分のジンギロール・ジンギベレンなどに解毒作用、保温作用、消炎作用などがあり、風邪の初期症状の緩和や冷え性、神経痛などを改善するといわれています。辛み成分のジンゲロン、ショウガオールなどには発汗、消臭、殺菌作用があり、魚や肉のにおい消し、唾液や胃液の分泌を刺激し、食欲増進や消化を促進します。

ニンニク・生姜の面白雑学

国産の「ニンニクの芽」はほとんど出回りません

中華料理の食材でおなじみの「ニンニクの芽」は、本当は芽じゃなく、花茎(かけい)です。
花茎とは、花をつけるために伸びる茎のこと。この「ニンニクの芽」は日本で使われるほとんどが中国産の輸入物です。国産は香川県の高松の一部で少数栽培されているだけなので、まずお目にかかることはできません。

谷中ショウガは谷中で作られる三州ショウガ

谷中(やなか)しょうがは、東京の谷中で作られていたのでその名前が付きました。品種は三州ショウガ。今は千葉県や静岡県で栽培されています。土の中にパイプを通して地温を上げて作る「促成栽培」で、1月~3月に葉ショウガとして出荷されています。

根ショウガが出ない和歌山

和歌山県で作られているショウガは近江ショウガです。
近江ショウガは若採りの新ショウガと、育ちきった根ショウガの2回出荷されますが、和歌山県からは根ショウガは出ません。和歌山県が梅の大産地だから出ないのです。梅干しを作るときに出る梅酢がふんだんにあり、新ショウガのうちに採って、スライスして梅酢に漬け、「紅ショウガ」にするのです。

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