<広告>

【ぶどうの野菜教室】みんなの知らない新野菜の世界!お薦め品種・保存方法・栄養・雑学まで!

<広告>

   

13_manga_m

野菜の匠、杉本晃章先生が美味しいぶどうの選び方を教えます!

美味しいぶどうの選び方!

小粒のデラウェアから皮ごと食べるヨーロッパ系ぶどうまで無数に品種があるぶどう

紀元前3000年にはすでに栽培されていたと言われているぶどう。日本でも鎌倉時代の初期には今の山梨県で栽培されていたと言われています。現在日本で栽培されているぶどうを大別すると3つのタイプがあります。ヨーロッパ系とアメリカ系、そして欧米雑種系。

ヨーロッパ系は、アレキサンドリア、甲斐路(かいじ)、ロザリオビアンコ、ロザリオロッソ、イタリア、ピッテロビアンコ(レディスフィンガー)あたりが代表的な品種です。

アメリカ系は、デラウェア、ナイアガラ、キャンベルアーリー、ベリーAスチューベンが代表的な品種です。

欧米雑種系は巨峰、ピオーネ、ゴルビー、マスカットベリーA、
安芸クィーンサニールージュといった品種があります。

ヨーロッパ系は、粒が楕円形で皮をむかないで食べるタイプのぶどう。皮が美味しいですので、皮ごとパリパリ食べましょう。

アメリカ系は、丸くてツルって皮がむけるぶどう。いわゆる「小粒の種なしぶどう」としておなじみのデラウェアがアメリカ系です。

欧米雑種系はヨーロッパ系とアメリカ系の交配で生まれたもの。巨峰がこの系統です。

このように無数に品種があるぶどう。好みのものを見つけましょう。

美味しいぶどうを選ぶには

甘いぶどうが好きならツルが枯れたものを

美味しいぶどうの見分け方は、好みによって変わってきます。甘いのが好きな人はツルが少し枯れたものを選びましょう。また、甘みと酸味のバランスがよく、果肉がしっかりしたものを買いたいのなら、新鮮なものを選びましょう。

ツルが青々としているものやぶどうに果粉がよく付いているものが新鮮です。

ヨーロッパ系のぶどうなら断然、鮮度の良いものがお薦め。皮ごとパリパリ食べる食感も味わいのうちですから。

・とにかく甘い方がいい人はツルが少し枯れたものを。
 果肉がしっかりしたものを選びたい人はツルが青くて新鮮なものを。
・果粉がよく付いているものも新鮮。甘さと酸味のバランスがいいです。
・ヨーロッパ系のぶどうは鮮度の良いものが美味しいので、ツルが青いものを買いましょう。

ぶどうのお薦め品種

ぶどうの二大品種も「種あり」を探そう

最近はヨーロッパ系をはじめとして、様々な品種のぶどうが出回っていいますが、やはり「デラウェア」と「巨峰」がぶどうの二大品種です。この二品種とも、種なしと種ありがあるんです。どちらも種なしぶどうが全盛ですが、ぶどうは種ありの方が断然美味いんです。

ファンの多いアメリカ系ぶとう「ナイアガラ」

アメリカ系ははっきり言ってオススメはありません。種なしのデラウェアばかりが出回っている状況ですが、「ナイアガラ」という品種は不思議とファンが多いんです。今でも9月下旬から山形産が出回るので興味のある人は一度味わってみてください。

世界最古の巨大ぶどう「ネヘレスコール」

珍しいぶどうを紹介しますね。ヨーロッパ系の「ネヘレスコール」。聖書に載っているという世界最大最古の超巨大房のぶどうです。大きいもので10㎏の重さ、1mの長さで記録があるほど長い房の黄緑色のぶどう。つるしておくと干しぶどうになるんです。私は生で食べましたが、とても甘かったです。

巨峰は「親子」を狙え

美味しい巨峰を安く買うウラワザを紹介します。それは、小さい粒が付いている不揃いなものを狙うこと。

巨峰は放っておくと一房に50~100粒くらい付いてしまいます。通常は生産者が大きくなりそうにない粒を取ってしまい30粒~40粒に揃えます。それを摘果というんですが、手が回らなくて摘果しそびれちゃったぶどうも中には出てしまうんです。それが狙い目。大きな粒に混じって小さな粒が付いちゃった巨峰を、八百屋業界では「親子」と呼んでいるんですが、市価の2~3割安い。味は変わらないから、見かけたら安く買ってみてください。

ぶどうの面白雑学

一番のお薦めぶどうは欧州雑種系の「多摩ゆたか」「シナノスマイル」

多摩ゆたか(山梨県 9月中旬~10月中旬)、シナノスマイル(長野県 9月上旬~10月中旬)
安くて美味しいお薦め品種が揃っているのが欧州雑種系。なかでも「多摩ゆたか」と「シナノスマイル」がオススメ。甘いぶどうが好きな人は食べてみてね。糖度19度以上はある。16度くらいから「甘い」と感じる度合いが高まるぶどう。いかに甘いかがわかるよね。

注目ぶどう「ゴルビー」 山梨県 8月上旬~9月上旬

欧州雑種系のこれからの注目ぶどうは「ゴルビー」。開発当時大人気だったソ連のゴルバチョフの愛称から取った、赤くて丸くて大粒なぶどうだよ。実がしっかりしていて甘みと酸味のバランスが絶妙。

楽しみな「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」「ナガノパープル」

シャインマスカット(山梨県、山形県 8月下旬~10月上旬)、瀬戸ジャイアンツ(岡山県 7月上旬~9月下旬)

ナガノパープル(長野県 8月上旬~9月下旬)

最近出回ってきた高級品種で注目なのが「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」「ナガノパープル」の3品種。今はまだ生産量が少なく、少々値段が高めだけど、日本のぶどう品種開発の粋を集めた傑作と言っても言い過ぎじゃない。

2度楽しめる「黄甘(おうかん)」 長野県 9月中旬~9月下旬

「黄甘」の農水省の登録品種名は黄王(おうぎょく)。ジャスミンのほのかの香りがするので別名ジャスミンの名がついた。皮ごとパリパリ食べれるよ。糖度25度で、かなり甘いぶどうだ。最初は適度な固さと香りがあっておいしい。少し置くと黄色くなり、甘さが増す。二度楽しめるぶどうだ。

Click here to preview your posts with PRO themes ››

<広告>

「すくパラ野菜教室」をもっと読む
tit-vage

フォローしてすくパラ事務局さんの最新記事をチェック!

---------------------------------------------
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
<広告>

「すくパラ事務局さんの記事をもっと読む」

 - 料理, 野菜教室

<広告>



 - 料理, 野菜教室


  関連記事