
態度が急変した二人に、私は激しく動揺しました。


「ここに居れば一人にならない」という「居場所」が必要でした。
いわゆる「いつメン」(いつものメンバー)というやつです。
自分も含めて、周りの女子はなんとかその居場所を作ろうとしていたと思います。
そこから外されて一人になるというのは、とても怖いことでした。

便箋やノートの切れ端を可愛く畳んで渡す、手紙。
たくさんの女子が手紙交換をしていました。
私も、それまでにも何回も書いたことがありました。

直接聞きにくいことだし、相手からしても手紙の方が指摘しやすいかもしれない。
そう思って、文面を考えながら書きました。
二人の態度がよそよそしいこと。
自分に何か悪いところがあったら直すから、言ってほしい。
そんなことを書きました。


二人からの手紙の返事は、
「嫌なところや、直すところはない」
「仲間外れにしているわけではない」
「勘違いさせちゃってごめんね」
という内容で、とても明るい文面でした。

私はその手紙を読んで、心底ホッとしました。
私に対するよそよそしい態度からは信じられないくらいの、優しい内容だったのです。
あの態度は私の解釈違いで、本当にたまたま二人が盛り上がっていただけだったんだ。
これからも三人で仲良く一緒にいれるんだ。
そう思えました。
しかし、

この時の手紙が裏で回し読みされていたと知るのは、ずっと先のことになります…。
悪意と無関心に囲まれた日々
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